天空の縁側

天空の縁側

作曲家の目を通して、アートや日々の出来事などをあるがままに綴っていきます。

オンラインレッスン開始しております

東京には緊急事態宣言が発令されました。われわれ昨年12月頃から、いつ緊急事態宣言が発令されてもおかしくないと、医療関係者には聞いておりました。猫目石一家の親戚には、医療関係者が多いのです。亡き義理父もそうでしたしね。そういう意味で、情報は早いですね。

 

現状では、外から来た人を自宅に極力入れないことが大切ですね。またわれわれも、外出を控える。買い物はまとめ買いや通販。われわれは東都生協さんから配達を受けておりますが、昨年から一切顔を合わせず、ドアの横に品物を置いてもらうシステムに変わりました。これはアスクル lohakoさんなども追随しておられます。そのための宅配ボックスですしね・・・

 

コロナの完全収束には、3年ほどかかるとか?変異していきますので、昨年のウイルスとは全く違うものやもしれませんね。聞いたところ、このウイルスは免疫を弱める働きがあるようです。一度かかると、運が悪ければ一生後遺症がつきまとうこともあると思います。できればかからない方が良いに決まっています。

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遅ればせながら、猫目石一族もオンラインレッスンに踏み切りました。現状では、アレンジピアノをオンラインに切り替えました。(コロナが下火になってきたとき、近県の方はオフライン、遠方の方はオンラインのまま続行。)2月末以降は、楽典、聴音、楽曲分析、和声・・・エクリチュールのための基本」オンラインでレッスンする予定です。これは、主として演奏に役立つレッスンの提供と思います。(コロナに関係なく続けます。)

 

オンラインレッスンと言いましても、われわれはオンライン会議のように、ネットに固執するのではなく、生徒さんの状況に応じて、固定電話や郵送も併用いたします。ネットに不慣れな方なら、電話だけでもやっていけますよ。

 

うちは音楽教室を事業化している方々のように、どんどん生徒数を増やすつもりはありません。多くて5人に絞り、長く続けていただける方に限定します。

 

プロを目指しはしないが、音楽を極めていきたいとか、若い時に音大に進みたかったが無理だった方、音楽愛好家の方が対象です。受験生の相談にものります。 エクリチュールのための基礎レッスンの詳細はHPに新ページを作ります。もう少しお待ちくださいませ。

 

astro-music.link

 

 

基礎固め〜アレンジピアノ 

 

概略

昨年からアレンジピアノの個人レッスンを開始いたしました。ピアノを弾くことのみに特化するのではなく、ピアノを通じて、いかに表現活動できるかを重点に置いております。そのため、単に音を出して終わりといったレッスンではなく、音楽の基礎固めを重視しております。

 

過去に教えていたときも感じましたが、ピアノ指導をなさっている方々にはさまざまなレベルがあります。指を動かすことだけに特化したレッスンをなさっている方も多々おられるように感じました。われわれが常識と思っていたこと、たとえばバッハのインヴェンションにおいても、調性、転調、テーマなどには全く触れずにレッスンをされている方もおられるようです。

 

多くのレッスンでは、ショパンピアノ曲が好まれるようですが、当レッスンでは好む好まざるにかかわらず、バッハを推奨しております。ショパンもバッハから大きく影響を受けておることは、周知の事実。そのため、本家のバッハの楽曲からスタートすることが、音楽全般の基礎固めに良き結果を生むと思っております。バッハの楽曲は大概ポリフォニック(左手が伴奏、右手がメロディではない)ですので、左手右手を独立させる訓練にもなりますしね・・・

 それはともかくとして、基礎固めでわれわれが重視していることは以下の通りです。

 

 テンポ

音楽は時間の芸術です。同じ曲であってもテンポが違えば、異質の曲となります。指揮者になったつもりで、最初のテンポを生徒さんご自身が決めることにより、指の訓練ができていなくとも、無意識に音を流さなくなります。びっこのような弾き方で、この先どうなるのだろう?と思った方が、短期間ですらすらと弾けるようになった例もあります。拍を意識することにより、音楽は変化してきますね。

 

マインドフルネスに通じるものを感じます。マインドフルネスとは、まず呼吸に意識を向けることからのスタートです。拍を感じるのは、呼吸を意識するのと似ていますね?

 

調性(転調)

 調性を意識することは、その曲のもつ雰囲気、色を感じることであります。西洋クラシック音楽に限ってですが、その楽器にあった調性、その楽曲にあった調性があります。どうやって調性を決めるか?ということも、例としてバッハのインヴェンションなぞを勉強することにより、わかってきます!

 

転調に関しても意識することによって、全く音楽が変わります。しかも短期間で!とある生徒さんのお話では、「今までの(何十年も)レッスンでは調性や転調について習ったことはなかった。」と。

昔の人族、猫族であるわれわれにとっては、考えられないことでございます。教わって当たり前のことが、教えられていないなんて・・理解に苦しみます。

 

調性や転調がわからない方には、楽典の初歩からはじめております。その理由は、生徒さんとわれわれの意思の疎通を図るためでございます。だって・・・平行調とは、主音どうしが短3度の関係で結ばれているよ」といってもこの短3度が理解できなければ、お手上げ状態ですわね?ですから、音程を知り、(中学の音楽の時間でも教わった?)覚えることを最初の課題にしております。

 

よく、こんなことは本に書いてあるといって、楽典の本をしらみつぶしに読んでおる人族もおられますね?読んですぐにわかるならいいけど、たとえばぽーんとピアノの鍵盤を叩いて「これ何度?」ときかれて答えられなければ、意思の疎通にはなりませんよね?

 

そのため(しつこいですが)わからない人族の方々を、ピアノの鍵盤の前に誘導し、黒鍵と白鍵を睨んでいただき、レクチャーしておりますよ。要するに音を出す体験により、記憶が確かになるんですよ。われわれって、体験派なんですね。

 

次に・・・音階を指で覚えていただき、(弾いて聴く作業ですね)主要三和音と音階の構成音の関係についてもしつこくしつこくレクチャーいたしております。調に関することは、和声感覚がなければわからないからです。

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で〜

そんなことくらいでわかるようになるのか?と思われるでしょうけれどね、半年くらい経った頃から、雲をつかむような状態だった方が、調の分析をして、正確に書いてきてくださるようになりましたね。ご本人によれば、なんとなくわかるということです。このなんとなくという一言が大切。理屈をこねくり回しても、わかったことにはならないとわれわれは思います。

 

 

現在の生徒さんは、2声のバッハのインベンションをやり直してしているのですけれど、それは、調性感覚を養ったり、楽典や和声の理屈を本物の曲で理解し、引き出しを広げてもらうためです。アレンジピアノですから、最終的には、ご自身の編曲による自作自演を目標としています。

 

2ヶ月ほど前から、童謡などのメロディに、主要三和音のみでアレンジをして、譜面にしてきてもらう課題を出しています。これは、3和音だけでも退屈な音楽にはならないことを知ってもらうためでもあります。メロディに伴奏をつけるだけではなく、ポリフォニックなアレンジ、調性の変化なども加えて、今の能力だけで精一杯できるアレンジをやってもらっています。

 

 フレーズ

フレーズも最初から意識してもらっています。「どこまでを一息で歌うか?」とか、「どこまでが一区切りか?」ということですね。インヴェンションならば、テーマがどこまでか?このテーマにどんな対旋律がついているのか?その後の展開、転調までの経緯を示し、レクチャーいたします。すると、切ってはいけない場所で、切ることはなくなりますね。

フレーズを意識することも、ご自身がアレンジするときの力になります。他人の曲を知ることで自分の引き出しを大きくすることができるのです。

 

アレンジピアノ レッスンのご案内

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あけましておめでとうございます

猫目石一家はここのところ、スライドショーの制作に勤しんでおります。これは、来月から発信いたします、マインドフルピアノ歳時記の準備でございます。いろいろ考えて、チャンネル(マインドフルピアノ歳時記)の紹介も必要かな・・と思いつき、編集の勉強がてら、作っておりまする。

 

なにしろ、写真や絵なんてとんとご縁がなく、ましてや動画など作れるわけもありません。特にわれわれは、写真をとることが大の苦手。苦手以前に興味がありません。そのため、今回は著作権フリーの写真や、製作者に許可をとったものを使わせてもらうことにしました。

 

こういうものって、何が中心か?ということが大切だと思うのです。われわれは音楽中心ですから、静止画のほうが良いのではないか?と思った次第ですが・・・音楽にあわせて写真を並べていても、単に貼り付けるだけではひどくぎごちないので、そこにアクセント的な要素を放り込むわけです。いろんな手法があるんですね?ここ数日の作業で、素人なりに理解できました。

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現状では、チャンネル紹介のビデオ、半分くらいできました。簡易的なものなので、録音もiPhone一本。今回はエフェクターもつけておりません。つけようと思いましたが、ちょっと、われわれの感覚とは違っていたので、素の状態のピアノです。ピアノはきちんと調律しましたので、以前のようなボロボロの音になっていないですが・・・来週は修理いたしますので、もっと良い音になるでしょう。(今やっているのは、雨水の曲ですから、もう少し後で発表ですね。)

 

ちなみに2月初頭 立春の曲は、オーフィアス組曲中の一曲、オリジナルでいきます。このように24節気ごとに、周知のメロディのアレンジ、オリジナル曲を織り交ぜて、画像とともに発表します。コロナ騒動の折、ほっとするような音楽生きる勇気が湧いてくるようなエネルギッシュな音楽を中心に提供します。

 

曲もメロディに伴奏がついているとか、楽譜を見て弾くだけではありませんので、相当忙しい。毎日最低8時間くらいは制作に費やさないといけません。

 

じゃあ、「昨年言ってた勉強はどうするの?」と金平が横槍をいれましたが・・・すでに死ぬほどやっておりました。今年に入ってから、サンプラーのことで相当苦労しましただけではなく、面白さにも目覚めました。正月から、サンプリングの面白さという名の沼にはまりつつあり、抜け出せるかどうかもわからないほどです。

 

もっと早くやればよかったのに・・・またもや金平がいらんことをつぶやきます。kontakt5はもっておったのですが、MacBook Proではスタンドアローンでは起動しないとのこと。早急に6にバージョンアップすることにしました。今はkontaktプレーヤーで実験しています。まぁ、DAW音源として使えば問題ありませんので、良いのですが・・・

 

すごくためになったのは、文化庁の事業計画書です。あの計画がなければ、これほど制作に時間を費やすことはなかったでしょう。お金もすごく役立ちました。動画制作ソフトも買えましたしね。ピアノの修理代などもいただけたし、midiキーボードも時代にあったものを新調できたし・・コンピュータも買い換えたりなどなど・・新規の仕事には必要なお金をいただけて、本当に感謝しております。おかげさまで創作一筋になり、1日の大半を作ることだけに集中できつつもあります。

音楽の個人レッスンも手がけてはおりますが、猫目石一家は、教室ではありませんので、多数の方を教えることはありえません。少数精鋭。本当に音楽をやりたい方、または、若い頃音大に進みたかったのに、諸般の事情で断念したような方を対象としています。また、マインドフルピアノ歳時記の関連事業の一つとして、レッスンを考えており・・・詳細は少しづつ書いていきます。

 

音楽以外のこと。93歳の義理母が心配です。そうは長くはない状態になってきておりますが、最後の親孝行が出来れば良いなと考えております。ただ・・・コロナがね。コロナのために移動が自由にできず、施設内での演奏も難しい状態です。演奏が提供できれば、喜んでくれるでしょうな・・・義理母、最後に面会できたのが11月でしたね。演奏の話をしましたら、ひどく喜んでおりました。脳が衰えても、楽しみだけは忘れないようです。

 

今年は、さまざまなジャンルで正念場となりそうですね。われわれは、与えられた道を踏みしめて進んでまいります。よろしくお願いいたしまする。

 

下記のリンク、現在スライドショー編集中、未完成の音楽(すみれの花咲く頃)です。これに画像をつけて、動画サイトにアップし、チャンネルのご案内とします。

 

www.dropbox.com

2020年、心づもり

2020年は、猫目石一家にとっては、事務処理と新たな仕事への一歩を踏み出した年でした。よく書いていましたように、9月末に突如やることにした、文化庁継続支援事業の申請や実績報告に神経をすり減らしたこと。しかし、このおかげで必要な機材を購入でき、ピアノの修理費用を負担していただき、自宅での録音が可能になったことは大きな進歩でした。

たとえば、外のスタジオで、自分で録音する場合でも、レコーダーの三脚などは運ばなければなりません。マイク周りは借りるとしても、その他の荷物を含めれば、かなりの重量になります。(車ありません)自分で録音しても、最低限スタジオ使用料はかかりますし、自宅のピアノほど弾き慣れていないために、不自由な思いをする・・・調律もきちんとされているかどうかはわかりませんし、ガタがきているピアノやもしれません。

このようなことを、考えつつ悩んでいたところ、たまたま支援事業の記事をみて、ダメでもともとと挑戦したのが9月末でした。もし採択されたら、まとめて調整や修理、調律をして、以前のようなピアノに戻そうと思い、それが叶いつつあります。

 

新たなピアノを買わなくてよかったです。今のピアノは昔と同じ木材を使えない(木材そのものがない)ために、良い響きがしないとのこと。手作りでもなくなってきているようですね。そういうこともあって、所有中のピアノ(1970年製造のセミコン)を修理しつつ使っていくことにしました。

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ところで、われわれ数十年前のように、電子音楽に心を射抜かれることはなくなりました。聴いてみて面白いと思う曲もあります。しかし、作る意欲がなくなっています。散々やり、飽きてしまったのやもしれません。コンピュータミュージックも、midiが出てきたときから仕事としてやっていましたけれど、生楽器の代用品がわりに、電子楽器を使うことに飽きました。人族 猫族の演奏に似せることはできても、手間がかかりすぎます。テンポにしても同じく・・・わざわざ崩すのに手間取ることに、疲れました。

 

加えて、耳もアコースティックな音楽を欲しておるのです。この年になって、西洋クラシック音楽と正面から向き合いたいと思いましたバッハ以前の声楽的スタイルの対位法を再度勉強をすること、支援事業の事業計画書に書きましたよ。他に環境音(自然の音)をサンプリングして、取り込む方法を勉強したりなど、今まで時間がなくてあまりできなかったことも極めていくことにしました。

 

今後は、耳が和らぐ音楽、心身ともに解放される音楽を中心として、作っていきます。そして、人に寄り添うこと。これは、施設入所中の、義理母訪問が大きかったですね。コロナのせいで面会制限がありまして、ずっとわれわれが見舞いに行けなかったせいで、認知能力が弱り果て、風前の灯状態なのです。来年は危ないと、誰しも思っているでしょう。

 

このような状態なのに、周知のメロディをピアノ曲にアレンジしてもっていったところ、有名なメロディが出てきたところで、「これ知ってる」と言ったのです。脳が萎縮していても、わかるメロディってあるんですね!やはり、音楽は横の線が必要です。現代音楽のような縦の線ばかりでは、多くの人は理解できず、続かないのです。多少わかったとしても、何十年も聴き続けたいと思う人はわずかです。われわれ、このわずかな人を対象とするテクニックをもっておりません。

 

長々と書いておりますが、一言で片付ければ、「肩の力を抜いてほっとしたい」ということです。ほっとしつつ&エネルギッシュな音楽も提供し、共感してくださる猫族、人族のみなさまと仲良くできればいいなと思っておりまする。2021年は「ほっと」の第一歩としたいですね。

 

 

マインドフルネスを継続し、1年2ヶ月後(note)

note.com

 

(マインドフルネスの記事は上記のリンク先にあります。)

昨年10月末から継続してきたマインドフルネス瞑想。最近は多忙であったりして、できないこともあるのですが、そんな時は寝る前に呼吸を整えています。あっという間に寝付いて、いつの間にか朝になっています。人族猫族に限らず、自律神経を整えるには、呼吸が大切と思いますね。>金平

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ただ座ること、気を満たしていくこと、慈悲の瞑想を組み合わせることがマインドフルネス瞑想なのですが、継続によって自分に今何が必要なのか?と気づくことができます。人に指摘されるわけではありませんので、100%正しいです。たとえば、「この猫には近寄らない方が良いのでは?」との警告がひらめいた時には、受け入れるべきです。このような勘ともいえる何かが、危険を遠ざけていきます。

 

それだけではありません!専門としている分野、昔理解できなかったことがわかるようになります。われわれであれば、音楽なのですが・・・先日もカルロス=クライバー氏のベートーベンのシンフォニー6番をなんとなく聴いていまして、閃きました。あちこちで批判されている演奏ですが、今のわれわれにとっては「自然との対峙」であると気づきました。天と地をいくつかの階層に分け、音楽になぞらえて、演奏しているのやもしれません。

 

さて、マインドフルネス瞑想ではなくて、座禅のこと。youtubeをみておりましたら、ピアニストのカツァリスさんが、メディテーションの音楽として何曲かまとめて録音されておりました。この方、座禅や瞑想を行なっておられるかもしれませんが、すごく呼吸のことをわかって、音楽を組み合わせておられます。よくあるメディテーションの音楽(シンセ中心)ではなく、理にかなった音楽集になっておりました。われわれ、ダウンロードすることに決めましたよ。>もちろん購入です。 おすすめです!

 


Cyprien Katsaris - In the Mood for Meditation & Zen, Vol. 1 (Classical Piano Hits)

 

 

 

 

 

文化庁継続支援事業A-2採択

おひさしゅうございます。このセリフを何度書いたことか・・・先週末、2年ぶりに結膜炎になり、休んでおりました。現在はほぼほぼ治ってきております。先月は中旬以降、またまた1週間ほどかけて、文化庁の継続支援事業(150万円コース 内訳は50万円分がコロナ対策費で、消耗品や人件費などは実質100万以内)の書類書きに神経をすり減らしました。「簡単だった」と書いておられる方もおられますが、猫目石一族にとってはかなりの難関でした。

それでも、前に一度A-1(最高で20万援助)というグループで挑戦していたものですから、多少は楽でしたね。でも相当気疲れしつつ、身体にも負担がかかる・・・今年はこの事務処理的な事、ネットの動画を見たりするのに時間をとられ、雑事も含み、疲れたのだと感じます。若い方にはなんでもないことが、60代にもなると、如実に体調に現れます。

結果ですが、25日に採択されました。11/26に提出し、一度訂正し(数字の0と1を間違えたのみ)それから1週間で決まりました。前回の20万円コースよりは、早かったと思います。質問事項のメールも即返ってきてましたしね。しかし!150万円ともなれば、購入物品も多くなりますし、希望者も多いことから、文化庁から依頼された事務局は相当大変だったと思いますよ。

猫目石一家の事業はそれほどたくさんの物品を買うわけではありませんでしたので、早かったのやもしれません。A-1+A-2全体で、45万円+@補助してもらえることになりました。実際の金額だと60万円ですね。ですから、75%ぶんの援助。物品が75%引きで購入できるということです。猫目石の感覚では、非常にありがたいと思えるんです。お金、落ちてません!

来年年明けには、半額振り込んでもらえるようなので、期待して待っておりまするよ。

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われわれ、6月ごろの時点では、まさかこの支援事業に参加するとは思ってもいませんでした。第一に、猫目石一家ごときが相手にされるような事業ではないと思い、諦めておりましたね。絶対無理! 無理 無理 無理 無理・・・こういうのは、雲の上の存在の偉い猫族だけが関われるじゃないの?と決めつけておりました。しかし、昨年から続けておったマインドフルネスのおかげで、前に進めることができたのです。

年末になってみて、本当にあのとき(9月末)決断してよかったと思います。もしやっていなくても、新事業を進めることはできたと思いますが、ひどく遅れたと思います。(事業計画書に、事業の予定を書いて、実践していくという決め事があるので、やらないわけにはいかないんです。)他には、書類の書き方や、相手の望むことを第一に考えて文章を書くことなど、いろいろな面で勉強になりました。事業とは、客の困っていることを解決することなんですよね?それはどの経営の先生も同じことをおっしゃいます。今までは先生のお話を聞くだけで、行動にうつしていなかったわれわれですが、今回の行動でやっと理解の糸口がつかめたような気がしています。

セミナーなぞに行くより、行動することが前に進む秘訣だと思いました。最近は、「お金のブロックをはずす」などといったセミナーを仕掛けておられる猫族もいますが、われわれなりに分析してみますとね、「お金は生かして使え」ってことだと考えます。お金のブロックをはずす=無駄遣いじゃなくて、必要なところには投資しないと、利益にならんぞということです。

たったこれだけのことを知るために、高い金をセミナーに放り込むのは、お金を生かして使っていないのではないか猫目石なりに思っています。

 

現状は、この事業計画書に記したことを、実践中。われわれの事業は、マインドフルピアノ歳時記とオーフィアス組曲ですので、そのための勉強と準備をしている段階です。音楽配信といっても、iphoneでさっと撮ったようなものをあげるわけにはいきませんし、譜面も浄書しなければ、使い物になりませんしね。まずここからの出発で、収益につなげるのはもう少し後の作業だと思っています。

いずれにしても、われわれにとっては、お金の援助だけではなく、事業の勉強にもなり、大いなる収穫が得られた時期でした。文化庁のみなさまや事務局の方々には感謝しております。今後ともよろしく。

 

 

 

 

 

 

 

バッハ平均律1巻8番 Fuga 〜楽曲分析概略と提示部〜

 

概略

平均律1巻8番はPreludoがes-moll  Fugaはdis-mollで記譜されています。ピアノで弾くことを考えれば、Fugaもes-mollで記譜したほうが読みやすいと思います。また、出版社によってはes-mollで記譜されているものもあります。ただ、disという弦楽器的でしかもビロードのような調性の色合いは生かしたいものです。異名同音であっても、響きは違うのです。

なぜ異名同音で書かれたか?などと論議するつもりはありません。論議より音楽そのものを味わい、その結果個々に判断すれば良いことだと思います。

前置きはこのくらいにしまして・・・この楽曲はストレッタという手法を使った緊張と、テーマの拡大などを使い、弛緩を暗示する部分の組み合わせからできています。ストレッタとは、追い上げのテクニックです。テーマを歌い終わらないうちに、再びテーマが歌われ、重なっていきます。

前半から中盤にかけてはストレッタとテーマの提示が繰り返し現れます。嬉遊部(つなぎの部分)ではテーマ中の材料がカノン的であったり、音列だけを反復したりなど、様々な方法で緊張を高め、テーマの提示へとつないでいきます。

中間部分は、ストレッタのみ。テーマの頭と頭の間隔が少しづつ狭まっていき、クライマックスをむかえます。

その後は、テーマの拡大が現れ、変形されたテーマとともに絡み合い、緊張が解かれていきます。

全体は大きくみて3つに分かれますが、6〜7部分程度に分け、見やすさを優先することにしました。今回は提示部までを記します。

提示部

譜例1

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8番フーガ提示部〜譜例1〜

フーガの分析は「スピリチュアル的楽曲分析」ではお初になりますので、まず用語から説明いたします。

  1. フーガのテーマは、主唱答唱がひと組みとなっております。この二つをつないだり、嬉遊部(展開部)へのつなぎは、コデッタという短い旋律を作って流します。
  2. テーマには対旋律が絡みます。テーマを支え、且つ印象的な要素を含みます。
  3. 答唱とは概ね、主唱を完全5度上に移調したものであります。また、主唱冒頭に属音があるもの(8番のフーガはこの例にあてはまります)、属調部分を含む主唱の答唱は、これらの部分を完全4度上に移調します。前者を正応、後者を変応と呼びます。

 テーマの特徴

さて、平均律8番のフーガのテーマの特徴は畳みかけと逆行にあると思います。(譜例2参照)これはストレッタに意味をつなげ、自由声部(テーマ以外の部分)のモティーにも受け継がれ、緊張を持続させていきます。

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テーマ主唱〜譜例2〜

譜例2赤の囲みは下記のリズムの繰り返しです。

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テーマの再現、ストレッタにより、このリズムは繰り返され、畳み掛けを強めていきます。それから、黄緑色の部分逆行音列も中心的要素です。これらは曲が進むにつれ、明確に見えてきます。

例1ピンク色で囲んだ音、これらは、対旋律において、テーマの畳み掛けのイメージを凝縮して表している音型です。

 第一嬉遊部へつなぐ

提示部の最後、答唱の変形が現れる部分譜例1 二段目の最終小節から)の自由声部は、テーマの材料がさまざまな形で言い換えられています。

まず、答唱の入りに向けて、アルトの声部で答唱を誘い出します。こちらは譜例1青線を引っ張った部分です。詳しくは下記の譜例3をごらんください。

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答唱の入りに向けて〜譜例3〜

答唱と同じ音列がアルトにありますね?

そして次の小節(譜例13段目1〜2小節目にかけて)、テーマの材料である逆行を、繰り返したり、声部を超えて模倣することにより展開し、次の第1嬉遊部へとつないでいきます。(譜例4譜例5を参照)

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逆行音列の畳み掛け〜譜例4〜

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音階の逆行形〜譜例5〜

 

次回は第一嬉遊部属調のストレッタを分析します。

 

オンラインレッスンのお知らせ

 現在、オフラインでアレンジピアノのレッスンを行っています。これとは別に、オンラインに限定し、楽曲分析和声を含むキーボードハーモニー楽典(和音と調性判定を重視)聴音(特に2〜4声中心として)の個人レッスンを来年度より行う予定です。これはコロナなどの伝染病が理由ではありませんので、伝染病が終息に向かったとしても続けます。詳細は別記事として、アップいたします。