天空の縁側

天空の縁側

作曲家の目を通して、アートや日々の出来事などをあるがままに綴っていきます。

グレン=グールドのブラームス小品

グレングールドは、作曲家を志していたようです。そのせいか、他のピアニストのように、これはこうあるべきだ、という固定観念がありません。

最近は日本でもピアニストで作曲家という方が増えました。積極的に拝聴することはまずありませんが、たまに耳に入ってくることがあります。多くの方が、作曲らしきものをやっているだけで、録音を手に入れようとは思いません。演奏は本来はクリエイティブなものなのですが、上から押さえつけられているのか、お勉強しました的な気配が多いと感じるのは、私だけでしょうか?

 

私が近代のピアニスト=作曲家で良いと思うのは、リパッティバルトーク、グレングールド(作品はほとんどないけれど、この方は演奏=作曲だと感じます)くらいでしょうか?バルトークは作曲家として有名ですけれど、名ピアニストでもあったのです。youtube 自作自演、一番下に貼り付けました。

リパッティ は短命であったので、作品数は少ないものの、鑑賞に耐えうる作品を作っておられます。音は悪いのですけれどね・・・youtubeにも作品がありました。

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スロベニアの秋

ところで...

私はカルロス=クライバーのファンなのですが、彼の逝去の地、スロベニアの小さな村、コンジシカの風景や、別荘(クライバーの亡くなった家)、お墓などを映像にまとめた作品をみつけました。この映像に、グレングールドのブラームスの音をのせています。曲は同じでも、他のピアニストならば、この映像は生かせなかったと思います。昨年みつけたのですが、あまりにも素晴らしすぎて・・・

 Carlos Kleiber     とだけ書かれたこの映像に心惹かれています。スロベニアの風景も素晴らしく、心を惹きつけてやまない何かがあります。

クライバー記念館を訪れた方のお話では、リンゴやマロニエの実がどさどさと落ちてくるようなところとか?コンジシカではなく、スロベニアの他の地を訪れた方によれば、今まで訪れた中で最も充実した旅だったとの感想もありました。

そういえば、トランプ大統領の奥様の出身地でもありますね。何もない田舎だからこそ、良いのだと思います。私も出生地が山奥なので、共感を覚えます。

この映像、何度も何度も再生しています。それだけではなく、ブラームスの小品集を、疲れた時に弾いてしまうほどにもなりました。10代の時には、あまり興味もなく、受験のための課題として、真似て書いた覚えはありますが。

グレングールドの、早めのテンポとエクスプレッションのつけかた、ルバートなども、この映像にぴったりで、クライバー氏の逝去のために作られた音楽だとも思ってしまいます。

そのグレングールドも50歳で亡くなり・・・

 


KONJSICA-Slovenia

 

バルトークの自作自演ものせておきます。すごいです!どのピアニストにも真似できない説得力。音質悪く、オケは聞こえませんが、ピアノは割とはっきり聞こえるのが良いです。


Bartók plays Bartók: Piano Concerto No. 2 Sz. 95 (five fragments)