一昨日からマインドフルネス瞑想をはじめてみました。マインドフルネスは大まかに分けて、2つのタイプがあるそうです。
1)テーラワーダ教(お釈迦さまの思想に近い仏教)が土台にあり、日本に根付いたもの。日本語では、気づきと訳されていることが多いようです。そして、この気づきのための瞑想は、ヴィパッサナーと呼ばれております。
ちなみに猫目石一家は、協会の長老であるスマナサーラ先生の文章がおもしろく、なるほどと納得させられました。宗教なんていうと、押し付けがましくうさんくさいイメージがありましたが、テーラワーダについては、今のところそんな印象は受けていません。ただ、奥に入り込むと矛盾を感じそうな予感はしてます。というのは、どの宗派でも「わたしこそが正しい。あっちは偽物だ。」などと叩き合いをしている場面が多いからです。テーラワーダも、そういう面があるとネットには書いてありました。
一般人としてちょっと眺めるだけなら良い感じはしています。
気づきについて。
音楽をやっている猫族、人族なら、よくわかるかもしれません。「第一関節を意識して弾いてみて」とか「指先を固くして」などなど。これはピアノのレッスンでのお話ですが、他の楽器や声楽でも同様でしょう。作曲ならば「この辺の音色が硬い」など。感覚を意識することを指しているのではないでしょうか?
考え込んで理解するのではなく、瞬時に理解すること。これが気づきなのではないかと勝手に解釈いたしました。
演奏も曲作りも瞑想に近いものがあるのではないかとも思っています。我を忘れますから。ちなみに禅宗はこの練習(作業)に重きをおきます。作業を続けることにより、最終的には自我を捨て、本当の自分を発見することができるというもの。
宗教には、肉体&魂の二つで成り立っているという思想があります。肉体は滅びても魂は永遠といいますよね?この魂とやらに、アクセスするための手段としてマインドフルネスがあるようです。スピ系では、ハイヤーセルフとか書いてる人が多いです。
われわれマインドフルネスを知るまで、ハイヤーセルフなどという胡散臭い言い回しが嫌いで、ツバ吐いてましたよ。今でも嫌いですけど・・・日本語なら潜在意識の中にある本当の自分ということです。
本当の自分に、マインドフルネス瞑想を通して触れることができたならば、自分の歩むべき道が見えてくるのやもしれませんね。
2)アメリカ流のマインドフルネス。これは1)を土台にして、宗教色を抜き、企業研修や精神医療に使われるもの。アップルは、iphoneのヘルスケアの中に、マインドフルネスの項目を設けていますね。
こちらもやることは同じですけれど、土台を理解していないために、つまづきもあるやもしれませんが・・・しかし、ネットでみていると教育現場などで利用されていて、大きな効果を出しているのをみれば、土台なんか知らなくても良いとも感じます。
で・・・猫目石一家の初体験であるマインドフルネス瞑想。こちらは下記の山下先生の本を参考にして行いました。お釈迦さまは鷹揚で、どれが良いとかだめとか決めつけない方だったようです。先生によっていろんな形があるのだそうです。結果的に自分がよければいいのだと、われわれは判断いたしました。
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この瞑想は、猫目石一家にとって過去にどこかで似たようなことをやったのではないか?という感覚がつきまといました。 それは活元運動です。かつてわれわれは、人の勧めで、野口晴哉先生の活元会に何度か伺ったことがありました。下記の本、風邪の効用もいただきまして、訪れないわけにはいかなくなり、仕方なく行きましたが・・・
結果的にはスタイルよくなり、気持ちが楽になったことを覚えています。勧めた方の話によれば、「猫目石一家は頭を使わないから、こーいう原始的なことに向いていると思う」ということでした。
今回、マインドフルネス瞑想を体験した結果は以下のとおりです。
- むちゃくちゃ体調が良い。
- 食欲が出てきた。
- 目が楽。(ばぁさんは右目が悪く、軽い白内障がある。)
- 集中力がついたせいか、さっさと動ける。
- 猫目石一家の歩むべき道(仕事)が明確に示された。
- もうひとりの(もう一匹の)わたしに出会った。→潜在意識の中にいる自分でしょうな・・・
野口先生の活元運動は、脳の海馬を休める働きがあるようです。自律神経の乱れにもすごく良い結果をもたらすと思いますよ。おそらくマインドフルネス瞑想も同じ働きがあるのでしょう。
もうひとりの(もう一匹の)わたしは、潜在意識の中におり、脳の中で半分眠りこけていたのやもしれません。宗教的にはもう一人のわたし=神と呼ぶそうです。よく、自分の中に神がいるといいますよね?
このもうひとりの(もう一匹の)わたしに出会ったことにより、大きく前進したかな・・と思います。何をやるべきか、よくわかりました。人によっては今の道から変わることもあるでしょうね。この場合、本当の自分とはかけ離れた生活をされていた方だと思います。
なんだか長くなってしまいましたので、一旦筆を置きます。今後もマインドフルネスだけではなく、禅についても体験して書いていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。