天空の縁側

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作曲家の目を通して、アートや日々の出来事などをあるがままに綴っていきます。

マリス=ヤンソンス氏の音楽

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ウィキペディアより


つい最近、亡くなったことはご存知の方が多いと思います。猫目石家では、前から彼の演奏をよく聴いておりました。CDなど録音は持っておりませんので、これを機に買い求めたいと思います。

youtubeでは、プロコフィエフヨハン=シュトラウスストラヴィンスキーなどの演奏に触れることが多かったです。先日はメンデルスゾーンのバイオリンコンチェルトを、五嶋みどりさん&ヤンソンス氏=ベルリンフィルハーモニカーの演奏で拝聴しました。素晴らしくよかったです。


メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 五嶋みどり, ヤンソンス, ベルリン・フィル 2003

バイオリンを絵画として、オケと指揮者を額縁とみましょう。絵画の魅力を額縁が最大限に引き出していると感じました。オケの伴奏が添え物である場面ばかりではありませんが、フレーズのありかたが、キマっていました。突出しても聞き苦しい。かといって平板であれば魅力がない。ヤンソンス氏はそこのところを上手に聴かせることができる方だったのでしょうね。

 五嶋みどりさんは、作曲者の意図を汲み取ることに長けた方だと思います。特に近現代の楽曲について、好んで弾いていることが聴き手に伝わってきます。プロコフィエフのバイオリンコンチェルトも、ヤンソンス氏の指揮で演奏されていました。プロコフィエフって面白い曲を書く人だなぁと、初めて聴いた人にも伝わってくる演奏です。

波乱万丈の道を歩みつつ、自分の音楽で生きておられると思いました。


Midori Prokofiev Violin Concerto No.1 with Mariss Jansons/BRSO

 

春の祭典。本日は、登録チャンネルにヤンソンス氏の春の祭典がアップされていることを発見。待ち時間があったため、途中まで拝聴させていただきました。非常によかったです。猫目石一家も、最近は仏教思想を勉強したり、わからないなりに哲学をかじったりしまして、以前よりは成長を遂げていると思っております。猫我自賛になるやもしれませんが・・・

春の祭典といえば、ブーレーズ氏の演奏にかつては心を惹かれておりましたばぁさんですが、最近はあまり彼の演奏を聴かなくなったのだそうです。すごく良いけど、今の時代には合わないような気がするのだそうです。

そういえば、前衛音楽も過去のものとなってしまいましたね。ばぁさんの学生時代には、シュトックハウゼン電子音楽などもはやっていたようですよ。バリバリバリバリと、大きなスピーカーで聴かされて、疲れ果てたそうです。曲?が長すぎて、途中出ることもできず、困ったと言っておりました。笑えますね〜 

それはともかくとして・・・ヤンソンス氏の春の祭典は、生きとし生けるものを、無の世界に運んでくれます。究極のマインドフルネスだと思いました。雑念がいつのまにか消えていき、身体と音楽が一つになるのです。嘘ではありません。音楽を切り刻んでもこのような境地にはならないと思います。切り刻むのは高度成長の終焉とともに、終わったのやもしれません。意味不明かもしれませんけれど、これは猫目石一家うちうちでのお話ですので、気にしないでくださいませ。

↓ ↓   イントロダクション


The Rite of Spring, Pt. 1 "Adoration of the Earth" (1947 Version) : I. Introduction (Live)


↓ ↓ 春のきざし


The Rite of Spring, Pt. 1 "Adoration of the Earth" (1947 Version) : II. The Augurs of Spring -...

 

ヤンソンス氏の演奏、聴き込んでいきたいと思います。肉体は滅びても魂は永遠です。彼の残した録音により、音の波は永遠に漂い続けることでしょう。