天空の縁側

天空の縁側

作曲家の目を通して、アートや日々の出来事などをあるがままに綴っていきます。

相互リンクは歓迎いたします!

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過去に

FBからリンクを張っている方がおられました。解析より、楽曲分析の記事にのみ、リンクを貼っていると判明。楽曲分析もさまざまですが、私の記事は独自の考え方で行っております。収益化を目指して、拡散しようと思って書いているわけではありません。こちらの意図とは違っておりましたので、リンク削除をお願いいたしました。現在私はFBの会員ではなく、今後も会員になるつもりはありません。この意味でもお引き取り願いました。

 

しかし、相互リンクについては歓迎です。よろしくお願い申し上げます。

 

 

過去の話になりますが、他人の本名を掲示板に書きこむなど(友人の連絡から発覚)迷惑な行為をされている方がおりました。該当者についてはだいたい見えてきております。ご自身は良かれと思ってやっていることでも、こちらにとっては鬱陶しいと感じることがありますので、よくお考えくださいませ。

お互いに気持ちの負担にならない範囲で、楽しみましょう。

 

ショパンピアノソナタ3番4楽章〜循環部A2 A3〜分析

mizuki-shiro.hatenablog.com

 

 

 前回は、対照部B(上記のリンク)を分析いたしました。今回は循環部A2 A3に入ります。

 

ポリメトリック

前回最後に記したとおり、循環部A2 A3ポリメトリックで貫かれています。ポリメトリックとは、リズムの違う声部を同時に鳴らす手法です。ショパンの有名曲に幻想即興曲がありますが、この楽曲もポリメトリックの代表的な例といえます。下記の譜例114をごらんください。

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幻想即興曲〜譜例114〜

3連符と16分音符を同時に鳴らしています。赤で囲んだ音程3度(cis-e  a-cis  dis-fisなど)を、縮小拡大し、拍をずらすことにより、立体的な効果を狙っていると感じます。絵画の遠近法を思い起こさせます。

ピアニストのカツァリス 氏は公開レッスンで「風が木々をゆさぶるように」と表現されていましたが、言い得て妙。私も、自然から受けた印象を表現しつつ、徐々に作曲者の内側に入り込んでいく、奥深い楽曲であると思います。

良い楽曲は大概このような手法をとっています。決して描写だけには終わりません。われわれが岐路にたったときに、人生を変えてくれるのは、このような曲なのでしょうか?音楽体験を重ね、本当の意味での理解を深めることは、小さな幸せをつかむ秘訣なのかもしれません。

循環部A2

音源:26’02”〜

 循環部A2からはe-mollへ転調します。e-mollの導音(音階の第7音)はdisですので、必然的にdisは(この楽曲の屋台骨的な音)重要なポジションに置かれます。

譜例115

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A2はじまり〜譜例115〜

上記譜例1152段目最終小節から、平行調のG-durに一時的に転調しますが、こちらでもdis(es)の音が意識されています。2拍目(8分音符ならば4拍目以降)にはⅣの 準固有和音(同主調g-mollのⅣと同一)を借用しています。ここに準固有和音を使うことは自然の流れと思いますが、あまりに上手にesの音が置かれており、計算なのか?天の啓示なのか?疑問をもつこともあります。

 

さて・・・譜例115の赤で囲んだ音は、オクターブによる受け渡しです。下記譜例116譜例115のオクターブの受け渡しのみを抜き出した譜面です。

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オクターブ抜き出し〜譜例116〜

ポリメトリックの部分、右手を歌手、左手をギター奏者として考えてみてはいかがでしょうか?オクターブのずれはギターのアルペジオをイメージしたものかもしれません。

ギターは、おおむね歌手の伴奏に徹していますが、ときたま存在を主張する場面があります。譜例115の2段目、 青い四角の囲みに見られる、フレーズの収めの小節です。

カツァリス 氏は、この小節(同様の小節は全て)の左手をマルカート、ノンペダルで強調し、何者かに抗うような、重い音色で奏しておられます。

私には、いつもは弾き語りをしている吟遊詩人が、通りすがりの歌手の伴奏をしている・・・映像がよぎりました。

循環部A3

音源:26’22”〜

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A3始まり〜譜例117〜

ギター(左手)と歌(右手)は絡み合い、抗えないものへの抵抗を歌いあげていきます。ロンド形式ではありますが、バラード風の曲調になってきており、情熱に身を任せたくなります。抗っても抗っても望みは叶わず、溺れ沈む人生への葛藤が溢れているように思います。

下記の譜例118 赤で囲んだあたりには、情熱のほとばしる声が響いているように感じます。

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情熱のほとばしる声〜譜例118〜

構成的には循環部A1のバリエーションですので、他に特筆するべきことはありません。

音源

 


Cyprien Katsaris Plays Chopin 12 Piano Sonata No.3

 循環部A2は、26’02”〜からスタートします。

 

次回は対照部B2以降を分析します。

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桜の花のカルパッチョ

今日は、ワカメと筍の煮物桜の花のカルパッチョ(鯛)を作りました。桜の花はもう、ほとんど散ってしまいましたが(東京地方では)、桜花漬は年中買えますね。しかし!先日、桃屋の桜花漬を見つけたところ、やたらと値段が上がっているように思いました。容量が増えたのやもしれませんね。

猫目石家としましては、桜の花の塩漬けにはあまり高い金を使えない経済状況でしたので、別のお店(明治屋さん)に電話いたしました。

「うちはふくさ袋に入ったタイプで、¥250ですよ。」というお話でしたので、お取り置きしてもらいました。>リンク先とは別の会社の商品 探したところ、以前に買った桜花漬(瓶入り)も冷蔵庫にみつかりましたね。↓ ↓

これで十分です。

ところで・・・肝心のカルパッチョですが、桜の花のみじん切りを乗せて、はじめて山椒香味油なるものをふりかけてみました。その後、しばらく冷蔵庫で寝かせておいて、レモンの皮の千切り+山椒の実(1年前に茹でて冷凍しておいたもの)をふりかけ、ディルをのせました。

なかなかいい感じにできました。この山椒香味油なるものは、国営放送でも紹介されたようですね。うちはテレビを置いてないのでわかりませんが・・・ ↓ 山椒香味油です。

他に・・・桜花漬を使った、ものすごく簡単な料理も作りました。

 

桜花蒸しです。

これはいたって簡単で、日本酒と桜花漬と春の魚・・たとえばサワラや鯛などの切り身があれば、5分程度で完成。日本酒に桜花漬を浮かべておいてしばらくしたら、魚の切り身を洗います。その後、電子レンジOKの少し深めのお皿に、切り身を入れて、先ほどの日本酒を流し込んで、桜花漬を魚の上に散らします。

あとは、魚の大きさに応じて、電子レンジをかけて終了。うちは2切れで5分でできました。>500w

猫目石家では、このような簡単で酒の肴になるような料理を毎日作っておりますよ。なにしろ、猫目石家の現状は、施設入所中の義理母の見舞いが中心となっております。これで1日丸つぶれになるだけではなく、前日から準備したりなどなど、雑多な用事が目白押しでございます。

他に、新たな副業の勉強(音楽以外)始めたこと、音楽については今後は、ほぼ創作一本でやっていくことを決めましたので(あ、こちらのスピリチュアル楽曲分析も含めますよ)まとまった時間が必要なのです。そのために、できるだけ外出を控え(コンサートは別として)自宅にこもることにしました。

そういうこともあって、料理三昧となっているのです。だからといって全く嫌ではなく、楽しいことがほとんどです!

まずは、作品をもう少し大きな形にすることが先決。そのために時間を作る心の余裕ができてきたということです!よかったですな・・・ばぁさん。金平も手伝いますよ!

 

味噌作り初挑戦 

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今日は、初めて味噌作りに挑戦。↑ ↑は、味噌作りの作業が終了した時の写真です。

どうしても紐が見つからず、仕方なく味噌の甕に新聞紙をガムテープで貼り付けて、数十年前からあるプレゼント用のリボンで結びました。猫目石家は、ばぁさんが時々、このような非常識なことを平気でやってのけるために、猫にも人にも笑われて、やり過ごしてきました。いつまでたっても、この癖は治りませんや!

今は特に、常識的な世界の人々には距離を置かれております。

 

前の晩から大豆を水につけておきまして、本日はこれを煮る作業から開始いたしました。で、それほど煮るのに時間はかからなかったのですが、大豆を木っ端微塵に潰す作業が大変なんですね。ばぁさんは、見るなり「これは手作業なんかやってたら、日が暮れるわ」とつぶやきまして、即フープロ(フードプロセッサーの略語)を出してきました。以前、大根おろしのために購入したものが、こんなところで役立つとは思いもよらず、ケチと言われても、なんでも保管しておくものだと、金平は一つ勉強いたしました。

ほんとに、味噌作りには、フープロ必須です。これがなければ、手を痛めるやもしれません。

その後、このフープロで粉々にした大豆と塩と麹を混ぜ合わせるのが、力仕事でした。両手でやらないと、手を痛めるやもしれません。大豆を煮た水+単なる湯冷ましを混ぜて投入しても、きつかったです。金平は、ばぁさんに「猫の手を貸して!」と言われまして、無理に手をひっぱられて混ぜるのを手伝わされました。普段やらない仕事なので、非常に疲れました。

その後は、団子状にした大豆を、甕に叩きつけるように投げ入れるのですが、いい加減飽きてきましたね。最後に、カビ防止のため、お塩と酒粕を味噌の表面において、キッチンペーパーとサランラップで念入りに封をして、写真のように新聞紙でくるみました。ちなみに、酒粕を味噌の表面に乗せることは、マニュアルにはないのですけれど、カビ防止+味噌汁への酒粕投入と同じ意味があると、猫目石家では考えました。安全+おいしい=一挙両得です。

10ヶ月後には食べられるようですよ。

 

施設の義理母は「もう元に戻れないかもしれないね」と言ってます。こうなったら外食でも、中途半端な店へは行けないでしょうな・・・今後は、高級専門店で猫もOKなお店しかありませんね。そういう店は国内にはないと思います。なんでも、動物は不衛生だということで、難しいんですね。

ますます、自宅にこもることが多くなりそうです。外に出ないと、どんどんめんどくさくなってしまって、いけませんや。最近のばぁさんは、「こんなにおいしいものが食べられるのに、外でお金を払ってまずいものを食べるのって、おかしくない?」と言ってます。

先日は、どういうわけだかロイヤルホストなるお店に連れていってもらったんです。普段は猫目石家は足を踏み入れることもない場所ですが、ばぁさんがネットで「ここのカレーはおいしい」と書いてあるのをみたらしく、お毒味することに決めたそうでございますよ。

で、カレーだけでは面白くないということで、サラダや唐揚げ、ビールやワインまで、お毒味いたしましたが、なんだかカレーはレトルトや缶詰っぽい味だったですね。普通だったのは、サラダでした。ビール(一番搾り)はおいしかったです。これは、亡き義理父のお供え物です。いつもばぁさんは「じぃさんのお下がり」と言ってはお供え物を飲んでおりますので、同じですね。

ワインは普通においしかったです。高級品と比べたら無理でしょうけど、外で50000円もするようなワインは飲みたくありませんね〜 そんなお金を使うのであれば、猫目石家は他に回します。われわれ、とても質素な生まれですのでね、贅沢はしませんよ。

それではまた。

 

ショパンピアノソナタ3番4楽章〜対照部B〜分析

mizuki-shiro.hatenablog.com

 前回は、循環部A1(上記のリンク)を分析いたしました。今回は対照部Bに入ります。

 

 

対照部B

対照部とは文字通り、循環部に対する副次的な部分です。対照部と循環部を繰り返し、円を作っていくのが、ロンド形式なのです。ちなみにロンド=円(◯)を意味します。

対照部Bも循環部と同様、3部分に分けて分析していきます。

 

1︎⃣はじまり

 

譜例101

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B1始まり〜譜例101〜

譜例101B1︎⃣からが対照部の始まりです。調性はH-dur 、同主調への転調です。B1の1〜2小節目まで、緑色で囲んだ音は、循環部Aあたまの音を利用しています。循環部では横の流れであったものを、縦の線(和声)に置き換えています。詳細は譜例102をごらんください。

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循環部AあたまからBのあたまへ〜譜例102〜

左側の小節は元はh-mollであったものを、H-durに移調しました。

左手の分散和音は重音h-fisに、右手の音型はそれぞれ、和声として積み上げられています。

他の材料は以下の通りです。再度譜例101を確認してください。

  1. 刺繍音的な音型(スカイブルーで囲んだ部分)
  2. 4度上に動き、2度下がるといった、山型の音型(赤で囲んだ部分)この2度の下降は、1楽章1テーマの冒頭(g-fis  H-durならばgis-fis)を含んでいます。
  3. 16部音符を主流とした音階

 2.の山型の音型(赤で囲んだ部分)について、下記譜例103に噛み砕いて記しております。

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山型の音型〜譜例103〜

dis-gis-fisの形は、fis-h-aisと模倣されており、下の段の最初の小節にあるような、cis-gis-fis。似た形として模倣されています。

また、この音型は、縦の線(和声)にも受け継がれています。最後の小節をみてください、cis-e+fisの和声 に、上声部では、h-dis-cisへと模倣されています。

 

加えて、上記の音型に含まれる2度の下降(赤い点線)は、高さを変えて繰り返されており、対照部の重要な要素であることを提示しています。下記譜例104を参照。

譜例104

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2度の下降(1楽章1テーマの冒頭音型より)〜譜例104〜

 

上記全体の流れは、譜例101の1段目最終小節〜2段目にかけて、赤で囲んだ部分を確認してみてください。

 

下記譜例105では、楽章全体の屋台骨的な音=disが強調されていることがみてとれると思います。

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disの強調〜譜例105〜

和声に言及しますと、dis-mollの同主調であるDis-durの1度を、4小節半にもわたって続け、接続を経て、再びdis-mollに戻っています。普通ならば、接続を経て、別の調性に移行しますが、ショパンはここでは、接続を別の意味として訴えたかったようです。この事実から楽曲全体を統一する音は、disでありesであると、改めて主張したかったのだと、私は捉えています。

刺繍音的な音の動きが中心となって、disを装飾しています。また内声には、序奏の終わりに出てきた6度を含む、山型の音型を出現させています。

次に転調について言及いたしましょう。

H-dur→dis-moll→Fis-durです。大まかにみて3度で結ばれていることから、厳密な3度転調ではないものの、似た要素を持っていると思います。また別の意味で、循環部Aの頭の音型なぞっているとも言えます。→H-D-Fisと旋律が動きます。

2︎⃣中間部 

 譜例106

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中間部はじまり〜譜例106〜

 譜例1062︎⃣からが、中間部の開始部分です。材料は、16部音符の連続と、8部音符の伴奏形(循環部A 左手音型からの発展)で覆われつつも、十二分に展開されています。

16部音符は、山型の音型(赤丸、赤い三角)と音階、刺繍音的な音型(スカイブルーで囲まれた音)から成り立ち、特に刺繍音的音型は言い換えられ、拡大されています。これらの詳細については下記譜例107を参照してください。

 

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刺繍音的音型の言い換え〜譜例107〜

譜例107は中間部の最初の小節を噛み砕いたものです。(譜例106参照)

左側の小節は、上行音階 A〜山型の音型 B〜下降音階 Aとなっています。音階はほぼ共通の音を使っており、順行と逆行の関係になっています。これは、右側の小節(刺繍音的音型)を言い換え拡大していると解釈できます。このような例が中間部には多数見受けられます。

次に山型の音型の模倣について、触れます。下記譜例108をごらんください。

 

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山型の音型模倣例〜譜例108〜

上記より、左手の伴奏形は、手の癖で思いつきで書きなぐったものでないことは、見て取れると思います。ショパンはピアノの名手でしたが、現代日本の多くのピアニストのように、作曲を片手間に片付けてはいないことがよくわかります。これは、才能や価値観、音楽の理解の深度が大きく違うことに起因するものではないでしょうか?

 

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中間部終わり(終結部へのつなぎ)〜譜例109〜

譜例109は大変重要な材料を含んでいます。赤い点線、赤い丸をつけた2度音程は、次の終結部で重要な意味をもちます。譜例104を再度ごらんください。加えて、下記の譜例110もごらんください。

緑色で囲んだ部分のうち、右側の小節は、e-mollに移調したものです。譜例109c-hは近い将来e-mollへの転調があることを示唆しているのです。且つ、この2度は1楽章1テーマの冒頭の音であることから、循環部の頭への展開が始まることも、示唆しています。このことを理解した上で、終結をごらんください。

中間部の転調はFis-durからH-dur(下属調)となっています。対照部はH-durで始まっていますので、元に戻ったことになります。(H-dur→dis-moll→Fis-dur→H-dur)これは、ロンド=円(◯)を暗示しているのかもしれません。

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1楽章1テーマ冒頭の音〜譜例110〜
3︎⃣終結

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終結部はじまり〜譜例111〜

譜例111 3︎⃣からが終結部のはじまりです。中間部でも記しましたように、3︎⃣の2小節前、左手のhとcの2度音程(赤い点線)を発展させ、循環部へつなぎます。詳細は下記、譜例112をごらんください。

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終結部2小節の音型より2度の抜き出し〜譜例112〜

これは、終結部の始まり(譜例111)右手2小節間の16部音符の音型より、2度音程を、抜き出したものです。hとcが模倣され、装飾を加えられて、次の循環部へなだれこもうとしているのが、見て取れると思います。

同じ小節の左手はh(e-moll属音)で終わり、空白を経て、2オクターブ下のhに受け継がれ、半音階上行形を経て再び沈黙し、循環部手前で再びhとcの連続が現れることから、終結部全体をe-mollのドミナントと判断して良いと思います。(譜例113参照)

スピリチュアル的にみれば、5(ドミナント 属音)という数字が極端に強く出ていることから、対照部全体を孤独、葛藤の極みと考えて良いと思います。

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終結部最後〜譜例113〜

譜例113は、循環部A2手前の部分です。オクターブの移動による響きの多様性、音の波(アルペジオ)と空白(休符)による立体感は、循環部A2の主流となる、ポリメトリックを示唆していると感じます。

 

音源


Cyprien Katsaris - Chopin: Piano Sonata No. 3 in B minor, Op. 58

対照部Bは、25’15”からスタートします。

 

次回は循環部A2 A3以降を分析します。

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物忘れが激しいけれど・・・

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昨日も施設の母に面会してきました。最近は野菜やお菓子の名前をよく忘れています。小松菜を忘れ、きんつばも忘れていました。そのくせ、食べると思い出すようです。桜きんつばを食べながらきんつばはこれか・・・」と言っておりました。小松菜は忘れてしまったようです。昔、家庭菜園で作っていたことも忘れてしまったようです。

甘いものをお茶も飲まずに一気に食べたせいで苦しくなり、「おやつも夜ご飯も食べたくない」とも言っておりました。本当は食べさせない方が良いのですが、母のほうから「あれ食べる、これ食べる」というので出さないわけにはいかないのです。

次回は「長芋のぬか漬けが食べたい」とのこと。私が「長芋には、海苔とかわさびがあうよ」といったら、それも忘れてしまったらしく、「わさびは天ぷらにするの?」と突拍子もないことをいいます。あまりにもおかしいことを言うので、私は帰宅しても思い出し笑いしてしまいました。

 

わさびの天ぷらなんて、聞いたことありません。

ただし、味噌作りなどは覚えていて、懇切丁寧に教えてくれます。昔の記憶は残っているものと、なくなってしまったものがあるんですね!

くまモンも覚えていました。私がくまモンミッキーマウスドラえもんより人気があるんだよ。」と言ったら理解できているところをみると、覚えているんですね。

また、元号が変わったことも知っていて、「令」という漢字に興味をもっていました。母は「冷蔵庫の『冷』のにすいをとったのでもよいらしい」と言っていましたので、漢字は理解できるようです。

ラジオをつけているのは、世の中のことを知りたいからだそうです。このことから、認知症末期にはなっていないと思います。施設で認知症のおじさんが大きな声を出すことを非常にいやがっておりまして・・・「ああいう人と一緒にいなければいけないのは本当にいやだわ。」と言っています。

しきりにヘルパーさんたちに、「ありがとう ありがとう」とお礼を言っています。気遣っているようにも思えました。

 

そして・・・驚くべきことですが、音楽は理解できるし、覚えているのです。先日の演奏家(下記リンク先)の方々をテレビでみたことを覚えているんです!

mizuki-shiro.hatenablog.com

 

プレスラーさんの演奏(下記リンク先) を聴かせたところ、「古い音がする」と呟いておりました。ちなみに母とプレスラーさんは同年代です。プレスラーさんの年を話したわけではないのに、演奏を聴いただけで古い音と判断するのは、感覚が研ぎ澄まされているせいでしょうか?

 

mizuki-shiro.hatenablog.com

 音楽は目に見えませんが、大きな力をもっているのかもしれません。音楽療法などという学問がありますが、学問の枠を取り払っても良いのではないでしょうか?私は聴かせているだけで、大きな成果があるように思っています。

気に入った曲、好きな曲調の音楽を聴くだけで、身体が楽になることは私も経験があるのでわかります。それは理屈ではありません。この理屈というものが邪魔をすると、逆効果かもしれないと思います。