天空の縁側

天空の縁側

作曲家の目を通して、アートや日々の出来事などをあるがままに綴っていきます。

相互リンクは歓迎いたします!

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過去に

FBからリンクを張っている方がおられました。解析より、楽曲分析の記事にのみ、リンクを貼っていると判明。楽曲分析もさまざまですが、私の記事は独自の考え方で行っております。収益化を目指して、拡散しようと思って書いているわけではありません。こちらの意図とは違っておりましたので、リンク削除をお願いいたしました。現在私はFBの会員ではなく、今後も会員になるつもりはありません。この意味でもお引き取り願いました。

 

しかし、相互リンクについては歓迎です。よろしくお願い申し上げます。

 

 

過去の話になりますが、他人の本名を掲示板に書きこむなど(友人の連絡から発覚)迷惑な行為をされている方がおりました。該当者についてはだいたい見えてきております。ご自身は良かれと思ってやっていることでも、こちらにとっては鬱陶しいと感じることがありますので、よくお考えくださいませ。

お互いに気持ちの負担にならない範囲で、楽しみましょう。

 

吾唯足知〜我唯(われただ)足るを知る

おかげさまで私は病気らしい病気もなく、過ごせております。60代にもなりますと、身近な人、親友の病の話も耳に入ってきます。病もちょっとしたものではなく、命に関わる病であり、驚くばかりです。10代の時から一緒に過ごした友人が、重病であるときくと、心が痛みます。

猫目石家を除いて、周囲は財産家が多いのですが、健康ばかりはお金で買えないようです。金に糸目をつけない治療法などありますが、命の長さを自分で調節することはできません。生き物は皆、いつかは土に戻るようにできているんですね。

一昨日も突然重大な病名を告げられた親友と電話で話していたところ、ご自身の余命のを気にしておられる雰囲気が伝わってきました。「病弱であることと寿命は別だ」と私は思います。母もなんども死にかけておりますが、そのたびに、父の力(今は故人となってしまいました)や良き出会いを得て、助けられております。

母は戦時中、汽車通学の折、アメリカ軍の流れ弾に当たりましたが、足の切断を免れました。戦時中で治療らしい治療は何もなかったのに、切断を免れたのは、若さがあったからでしょうね。他にも、腹膜炎、肺浸潤(肺結核の初期)、腎盂炎胃がん(これはがん細胞一個のときに発見できたので、手術して助かりました。)緑内障・・・と数々の病気を経験していますのに、立ち直ってきています。

また、腹膜炎を患っておりますので、卵管が癒着していたため、医者には97%子どもは授からないと言われたようでございますよ。(その時母は気が動転して、どこかの神社の境内にいた易者さんに、四柱推命か何かでみてもらったそうですよ。そうしたら30歳の時に授かると言われたんだそうですよ。西洋占星術の用語では土星回帰ですな・・・)その後、親戚の子供をもらう約束をしていたら、母の30歳の時、私が授かったのです。

その子をもらうことを腹のなかで聞いていて、「阻止するぞ」猫目石家のばぁさんが出てきたようにも思います。

 

亡き父も60歳のときに神経病にかかり、(これも土星回帰の年ですな)絶対に死ぬと言われましたのに、知人のお世話で京都の三聖病院を紹介していただき治りました。院長の宇佐先生は母の女学校時代の友人と知り合いであったとかで、父の病は京都では評判になったようでございます。結局父は60歳から30年も生き延びました。

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満月〜自宅より〜

このような両親をみていますと、われわれの予想とは別に物事が進んでいるのではないか?と感じます。自然の時の流れは、われわれの次元の「時」とは違うのかもしれませんね。加えて、それぞれの時を刻む速さが違っているために、寿命に差が出るのやもしれません。

 

猫目石一家でもときどき話をするのですが・・・勝手に悩み抜いて、努力をし尽くしても、結局は自分の意思とは別の方向に行くねということですよ。亡き父も土星回帰の年に執着を捨てさせられたんだと思いますよ。わかりやすく言えば、病気を転機として別の考え方になれと、なにものかに警告を受けたんですな・・・生き物ってのは生死には敏感ですから、行くところまで行けば、大きな学びを得て、人生が180度変わるんですよ。

・・・・と何やらばぁさんが知ったかぶりの偉そうなことを書いておりますが、金平も本当だと思いますよ。

 

ところで、タイトルの我唯足るを知るお金は人生の充実には関係ないよということではないかと思います。今のご自身の生活に満足できるような気持ちになれば、楽だよと教えてくれているのですね。

 

われわれ、投資の勉強を少し前から始めまして、このことを実感いたしました。

投資は節約からスタートするんです。たとえばペットボトルのお茶をやめて、水筒にお茶を入れてもっていく。早寝早起きにして電気代を節約する。外食をやめて自炊にする。洋服は自分で作る。カフェには入らず、公園でお茶を飲むなどなど・・・

こうやって生活をしていますと、なぜか日々充実してきますし、今までいかに無駄なことをしていたか、気付かされます。投資に一歩踏み出してからというもの、労働がいかに時間と体力の無駄であったかも確認いたしました。

われわれ、大儲けしたいなんて思いません。それよりも音楽に関わるめんどうな人間関係や、使い捨て的なギャラを出す人との接触がなくなることが嬉しいです。

 

そして・・・我々の歩むべき道が一本引かれていることを発見。この道を行けばいいんだなと思いました。道を発見するために試行錯誤し、悩み抜き、諦めましたが、これで良かったと思える入り口に立つことができていると、自信をもって語れています。猫目石一家、すがすがしい気持ちで生活を楽しんでおります。

 

どんぴしゃ

mizuki-shiro.hatenablog.com

 半年ほど前に、上の記事を書きました。自己肯定 自己否定 読んでいただけるとわかりますが、ビリーフ(思い込み)を解き放つことによって人生がうまくいくという思想で、頼る人々を導いておられる業者さんにも触れております。

 

多くの業者さんがインターネットで客集めをして、下の文春の記事そのままの活動をしています。

bunshun.jp

猫目石一家では、ビリーフ(思い込み)とは、常識にのっとったものでもあると思っています。ですから、ビリーフなんてものをはずす必要はないと思っています。それを否定して、自己に都合の良い解釈をしても、うまくいくはずがないと思っていました。一種の言い逃れではないかと、思っていたんですよ。

 

上の文春の記事には、

「常識を疑え」などと洗脳しようとする教祖・・・教祖のいうことを信じて仕事をやめてみて「こんなはずじゃなかった」にならなければいいな。

われわれ、この言葉とほとんど同じことを前面に押し出し、活動しておられた人のサイトをみておりました。ご夫婦でやっておられて、高額所得だということ。雑誌やテレビにもご出演だったので、みなさまご存知かもしれません。

しかし・・・最近は資金繰りが良くなかったようです。詳しいことはわかりませんが、会社を手放すことになりそうだと書いておられましたね。

 

昨年猫目石のばぁさんがパソコンを覗き込んでおりましたところ、(ご夫婦のサイトに興味をもっていた)亡き父のささやきが聞こえたそうでございますよ。ささやきといっても、実際に声が響くのではなく、頭のどこかで言葉的雰囲気がするのだそうです。それをばぁさんが脳内変換→翻訳いたしまして、文章にしているのです。ですから、いい加減なものではないか?と疑っている部分がどこかにありました。

 

「こいつはデタラメじゃ!!大嘘つきじゃ!」

 

このような声がばぁさんの頭に響いてきたそうです。それから1ヶ月ほどして、このご夫婦お別れになり、その後資金繰りが悪化し続け、7ヶ月後には、会社経営から撤退と書かれておりました。

 

見た目には贅沢ざんまいで、資金繰りが苦しいなどとは思えない生活ぶりでして、お金なんてものは降ってくるということでしたね。それが亡き父にはデタラメと感じられたんでしょうな・・・あの時の亡き父のささやきは、ばぁさんの妄想脳内変換だけではなく、全くの嘘でもなかったのだと、考えております。

 

潤沢な資金があれば会社を手放す必要はございませんね。また、彼らの思想に共鳴する方々がたくさんおられたならば、どんどん発展していくことでしょう。逆であるから、会社の運営から手を引くことになるのだと、金平はいうのです。

 

亡き父のささやき・・・他にもどんぴしゃ!!と思えることが猫目石一家に起こっております。最初はいい加減に受け止めておりましたが、ここ最近は、真摯に受け止めなければいけないと思うようになりました。

 

特に仕事については、99%的中しております。無駄な労働から手を引くことが、今後の人生をスムーズに歩める秘訣だと確信しましたね。亡き父のアドバイスを受け入れてみたところ、えっちらおっちらと進めていました曲が、一気に書けてしまいました。亡き父はばぁさんの体力を考えて、アドバイスをしてくれたのでしょう。

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本日は父の日ですね。猫目石のばぁさんは、父の存命中は親孝行ができませんでした。リンク先をみていますと多くの方が、お父さんのためにプレゼントしておられます。ばぁさんは親の死に目にも会えず、(行くと予定していた日に亡くなりました)隣の焼き鳥屋に連れて行く約束をしていましたのに、その頃には足腰が弱ってしまいました。唯一、音楽を続けて欲しいという約束は守っていますよ。それが猫目石一家のためなんだということ、気づきはじめております。

 

父の日にこのような書き込みをしているのは、何でしょうね?亡き父が書いたほうがいいよと、訴えているのやもしれませんね。

 

 

ショパンピアノソナタ3番4楽章〜終結部〜分析

mizuki-shiro.hatenablog.com

  前回は、循環部A4 A5(上記のリンク)を分析いたしました。今回は終結です。特徴として、1楽章と同様、同主調のH-durに転調して終わっていること、主として対照部の材料を用いて展開されていることです。対照部B2と考えることもできるでしょう。3部分に分けて分析いたします。

 

1︎⃣終結部始まり

譜例143

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コーダ始まり〜譜例143〜

譜例143はコーダの最初です。1楽章1テーマ頭に似た音型(緑色)と、5度の連続(赤で囲んだ音)を組み合わせてフレーズを形成し、繰り返しています。

2部分の共通項(緑色 赤色)は、gis(g)-cis-fis-hの5度音程です。

詳細は譜例144 145 146を参照してください。

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コーダ始まり音列〜譜例144〜

譜例144はグリーンで囲んだ音列を逆行させて、低音域に(gisはgになっていますが)用いていることを記しました。

譜例145譜例143の2段目、赤で囲んだ部分の詳細です。Ⅴ₉ →Ⅰの構成音のうち、5度を抜き出して低音域を形成しています。

 

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属9→Ⅰより〜譜例145〜

譜例144 145にはこちらに記しましたように、gis(g)-cis-fis-hの5度という共通項があります。譜例146をごらんください。5度を組み合わせた音型であること、一目瞭然ではないでしょうか?

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譜例144 5度音程〜譜例146〜

楽曲全体を統一するテーマ5(孤独の暗示)は、ショパンの豊かな音楽的想像力による多様な表現により、別物に生まれ変わりつつ、最後を迎えます。

2︎⃣接続部分

譜例147

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中間部分始まり〜譜例147〜

展開材料は対照部B(譜例148)にあります。ピンクで囲んだ2度音程をコーダ(譜例147参照)では反転、且つ縮小させて16分の音型を導き出し、立体的に展開していきます。

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対照部Bより1〜譜例148〜

そして、続く部分(譜例149)でも対照部B別の材料と、5度を組み合わせた音型により、面白い展開を繰り広げます。

譜例149

 

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中間部分続き〜譜例149〜

 上記の青で囲んだ音型対照部B(譜例150参照)から。赤で囲んだ音型(譜例151参照)は5度の組み合わせによるものです。

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対照部B 2〜譜例150〜

 

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5度オクターブ組み合わせ〜譜例151〜

譜例151譜例149からの抜粋です。赤の丸h-eのグループ、赤の三角cis-gisのグループです。赤の四角 dis-gis(5度の展開音程である4度の跳躍)は曲終わりまで引き継がれていきます。

大まかに記しますと、5度と2度の組み合わせによって、最終まで駆け抜けていくということです。2度は こちらから意味を引き継いでいるとも言えます。

3︎⃣エンディング

 3︎⃣からがエンディングです。この部分は、対照部Bの頭の音列と、過去記事に何度か記しましたように、disの音を強調しております。

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エンディング〜譜例152〜

 黄緑色で囲んだ音対照部Bの頭の音列を拡大したものです。譜例152最後の和声はdisが強調されております。disがこの楽曲を貫く中心的な音であることを、強く訴えていると感じます。

下記譜例153対照部Bあたまの部分です。

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対照部Bあたま〜譜例153〜

譜例154は4楽章最後の部分です。1楽章の最終部分でも書きましたが、不自然な和声進行(赤で囲んだ部分)がまたもや繰り返されています。disを強調するために、確信的に書いたのだと思います。

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曲の最後 dis強調〜譜例154〜

1楽章最終部分は以下のリンクより、目次から1楽章コーダに飛んでみてください。似た和声進行を見ることができます。


 

mizuki-shiro.hatenablog.com

音源

 


Cyprien Katsaris Plays Chopin 12 Piano Sonata No.3

 

終結部は28’38”から始まります。

 

あとがき

2018年末より、長きにわたって分析してまいりましたピアノソナタ3番、ようやく終わりを迎えることができました。他者にみていただくために譜面を提示して、事細かに分析したのは、初めての体験です。考えていることを言葉に置き換えることの難しさを知りました。

和声や対位法をご存知ない方にとっては、伝わりにくい面もあったかと思います。これは、個人の先生についてお勉強なされば、解決できるでしょう。

さて・・・スピリチュアル楽曲分析。スピリチュアルといえば、精神世界を想像される方も多いでしょう。私の考えるスピリチュアルとは、人間の本質や魂です。作者の人生や魂の叫びに、音楽を通して触れることができればと思って始めた次第です。

次回は、ピアノソナタ3番の分析中に少しだけ触れた楽曲、幻想即興曲を読み解いていきます。

 

ワンポイント無料レッスン

分析への質問、その他音楽の質問、ワンポイント無料レッスンを受けつけています。詳細は以下のリンクから問い合わせてください。リアルタイムでのレッスンからは撤退しております。思うところあり、無料で質問にお答えする方法は継続しますので、ご遠慮なくどうぞ。

astro-music.link


 

パソコン修理

パソコンは3日で戻ってきました。データーを抜き出してもらおうと思いましたが、無理でした。ハードディスクはぼろぼろになっており、救済することは無理と言われました。老人と猫の家庭は、どうしても古き良き時代に戻りたくなります。そのせいか?一度もSSDを使ったことがなかったのですが、今回初めて導入し、快適さに驚いております。

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ぼろぼろのHDDにインストールしてあったOS。どうもおかしかった。同じOS(今使っているのと)なのに、全く仕様が違っているということは、ちゃんとインストールできていなかったんですね。

 

パソコン修理専門のお店にもっていってよかったです。送料含めて28000円くらいでした。他にも直すところはあるのですが、すでに10年ほど使っているマシンなので、次壊れたら、壊れたまま売ります。macは壊れてても、買い取ってくれるらしい・・ もう一つ、ウインドウズマシンもありますので、売りにだします。

 

猫目石家には、OS9  10.4など生きた化石のようなマシンもあります。しかしこれらは、購入してから一度も壊れたことありません。OS9は、20年ほど使っているかも。まだまだ使えます。外付けフロッピーディスクドライブも使ってます。これは、オークションで高く手に入れたもの。

 

音楽にはテンポという中心をなす概念がございます。このテンポチェンジを自然にくっつけるには、リアルタイムでの作業が必要となってきます。私が最も簡単に作業できるのが、単体シーケンサーです。今は売っているかどうかはわかりませんが、ローランドのMC50を使うのが私にとっては最も効率的。リアルタイムでテンポデータを入れて、フロッピーに記憶させて、パソコン上で編集します。(フロッピーディスクは多めに買ってあるのですが、なくなったら終わりですね)

 

今まではDAWデジタルパフォーマーを使ってました。しばらくバージョンアップしてないのですが、今回はバージョンアップしてみます。しかし、今後やっていく音楽はデジタルパフォーマーだけだと非効率なので、Studio  Oneも導入することにしました。

やることはどんなソフトでも同じだけれど、オーディオデータに変換したときにめちゃくちゃ重かったりすると、ストレスたまりますので。

 

 データーのこと。icloudドライブのおかげで、危機一髪のところを助けられて感動しております。これがなかったら、大変でしたね。ほんとにicloudドライブを拝みたいくらいです。音楽ソフトやらは、昨日からインストールし直してます。notionは5回落とせるんですね。よかったです!notion音源を落としたのですが、音が出ない。そんなはずはないと、仕様書をみてもわからない。

 

再起動するのを忘れていたんですね。

 

あと、iLok しばらくアクセスしてなかったら、仕様が大幅に変わり、使いやすくなってました。

www.tacsystem.com

 

こちらもちゃんとできているのに、ライトがつかない。おかしいと思ったら、usbがはずれていました。

 

猫目石のばぁさん、ボケているのか疲れているのか?ケアレスミス多発して、金平に猫パンを食らわせられて、耳下腺を腫らしております。金平は「もう寝ろよ!貿易戦争の後は、日本は終戦後みたいになるよ。貧乏になるからね。覚悟しとき」と脅しをかけてきます。

 

一体どこでこの情報を仕入れたんでしょうか?隅に置けないわが息子でございます。

ピアノデュオコンサート

6/2 表参道カワイパウゼで行われた、ピアノデュオコンサートを、拝聴させていただきました。このコンサートは国際ピアノデュオ協会30周年記念のコンサート。この協会は、亡き児玉デュオが立ち上げ、現在は作曲の峯村ご夫妻(ご夫妻とも元日大教授と伺っています。)がボランティアでピアノデュオの普及に努めておられます。

ipda-pianoduo.com


私は元々ピアノを専門に勉強しておりましたことから、ピアノ、ピアノ曲には格別の思い入れがあります。そのために以前から、ピアノ曲を手がけたいという思いがありました。しかし、ピアノ曲は楽譜が売れない、現状ではピアノの世界はあまり盛り上がっていない、継続的努力をするような子供が少なくなった...などなど様々な理由により、ほとんど書く機会に恵まれませんでした。

 

今回のコンサートに足を運んだ限りでは、ピアノ衰退の心配をする必要もないのでは?と思った次第です。当日は満員のお客さまで、しかも質の高い演奏にはダイレクトな反応がありました。ピアノという楽器は特殊な能力が必要ですから、誰でも簡単に弾けるようにはなりませんし、乗り越えられない壁的なものもあります。

 

今の義務教育では合唱が中心。こちらに向けて曲を書けば、多少は商売になると思っておられたようで、かつては全く合唱経験もない私も動員されていたことがありました。コンサートの主宰者である作曲の先生もお話されていたこと。

「自分の中にはないものでやるのは難しい。」

これはまさに的中している言葉でした。学校の音楽は自分の中には全くないものでしたので、8割がたうまくいかなかったと思います。現在はようやく、自分の中にあるものを生かして、やっていく時を得られたと思います。

 

さて、当日は連弾、ピアノ二重奏と、盛りだくさんのプログラムでした。ハチャトリアンの仮面舞踏会 ワルツやドビュッシーの小組曲ショパンのロンド(初めて聴きました)、バッハ、フランク、サンサーンス=ベートベンの主題によるバリエーション、映画音楽の作曲家ベネットのポピュラー系作品などでした。正統的な曲が多く、気持ちが安らいだと同時に、勉強になりました。

 

室内楽ですから、二人の息が合うことが大切なのです。休符があって、次に音が出るときのタイミング(アウフタクトなど)が難しいのではないか?と感じさせるグループもありました。これが合わないと、前のめりになって曲が進んで行きます。楽曲制作の折にも、デュオの場合は休符の置き場所に気をつける必要もあるんだろうなと思って聴いていました。

 

様々なタイミングを曲中に置くことによって、デュオの風景が広がります。

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他には、音色の変化。これはホールのせいなのか、ピアノのせいなのか、ピアノの技術面からくるものか?わかりませんが、フォルテが単一に聞こえるグループもありました。たとえば人間の表と裏を表現していると私が勝手に思っている「仮面舞踏会」。この楽曲などは、繰り返しの部分に何らかの色をつけて演奏してもらえればベストだったかもしれません。私は怪しく、毒々しい曲だと思っているのですが・・・

 

サンサーンスは面白く聴けました。オーケストラのさまざまな楽器があちこちで鳴っているように聴こえてきました。演奏者のお二人の息がぴったりとあっていて、間のとりかたも良く、安心して聴いてられました。加えて音色の変化にも気を配っておられるようで、フォルテがやかましいと感じることはなかったです。連打もぴったり合っており、奏者の方々の技術レベルの高さを感じました。

 

ショパンのロンドop73は、私にとってはお初の曲。初期の作品で、フンメル風でした。ピアノコンチェルトのほうが、フンメル風ではあってもよりこなれていると思いました。ショパンのピアニストとしての力量が存分に発揮された曲であり、ピアニスティックな設計が施されておりました。良い曲です。


♪ショパン:ロンド ハ長調 Op. 73 / サンソン・フランソワ (ピアノ),(ピエール・バルビゼ:第2ピアノ)

 

ソロより室内楽は、アラが目立ちやすくなります。それぞれの音楽性が評価される、ある意味怖い編成です。総会では先生方のお話に、「音楽の楽しみを」という表現が何度か出ましたが、実際の演奏では、奏者の方々は緊張の連続ではないかと思っています。

 

創作においては、連弾曲が難しいです。何か面白いことをやろうとしても、制限がかかります。二重奏であれば、自由に鍵盤を使うことができるため、だいぶ楽なのですが・・・

 

私ごとになりますが、今はピアノデュオ+声の曲を書いています。組織に頼らず、自分一人で作品を形にすることを考えています。会社を通して何かをするのであれば、「売れる」ことを考えなければいけませんが、自分一人でやるならば、自由にできます。経済のこと、社会のことなどをみていますと、今後はますます組織に頼らず、自分の力を磨くことが大切になると感じています。

 

全ての分野でそうなっていくのではないでしょうか?