天空の縁側

天空の縁側

作曲家の目を通して、アートや日々の出来事などをあるがままに綴っていきます。

相互リンクは歓迎いたします!

f:id:mizuki-shiro:20190216173753p:plain

過去に

FBからリンクを張っている方がおられました。解析より、楽曲分析の記事にのみ、リンクを貼っていると判明。楽曲分析もさまざまですが、私の記事は独自の考え方で行っております。収益化を目指して、拡散しようと思って書いているわけではありません。こちらの意図とは違っておりましたので、リンク削除をお願いいたしました。現在私はFBの会員ではなく、今後も会員になるつもりはありません。この意味でもお引き取り願いました。

 

しかし、相互リンクについては歓迎です。よろしくお願い申し上げます。

 

 

過去の話になりますが、他人の本名を掲示板に書きこむなど(友人の連絡から発覚)迷惑な行為をされている方がおりました。該当者についてはだいたい見えてきております。ご自身は良かれと思ってやっていることでも、こちらにとっては鬱陶しいと感じることがありますので、よくお考えくださいませ。

お互いに気持ちの負担にならない範囲で、楽しみましょう。

 

E-tax 還付金の戻り

前回3/2に、↓の記事を書きました。その後のことを書きます。

mizuki-shiro.hatenablog.com

 

還付金に関しては、税務署から個別にメールがきます。このメールにしたがって、ウエブ上のメッセージボックスを開き、還付金が振り込まれる日にちを確認できます。

確定申告が終わってしまうと、メッセージボックスが一時的に開かなくなるようです。しかし、税務署からのメールが来た時には、期間外であってもボックス内を確認できます。(先日、ふと思いついてメッセージボックスを確認したのですが、マイナンバーカードがエラーを起こしてしまいました。次の日、税務署からのメールがきましたので、再度、メッセージボックスにアクセス。今度は開くことができました。)

下記の赤枠で囲んだ部分がメッセージボックスです。

f:id:mizuki-shiro:20190321193925p:plain

国税庁確定申告書作成コーナー(E-Tax)のメッセージボックス

 

私の場合は、22日に振り込まれることが決まっていますので、確定申告してから、20日間、約3週間で還付金を受け取れるということになります。(本日確認したところ、振り込まれていました。)

税務署に出向いて、紙の確定申告をした場合は、還付金受け取りに、1ヶ月+@ほど時間がかかっていたような覚えがあります。

私は電子証明書つきのマイナンバーカード(ICチップのついたもの)での申告ですが、申告やコンビニでの証明書発行だけではなく他にもメリットがあることを新たに発見しました。

www.jpki.go.jp

E-taxだけではなく、役所の手続きをパソコン上で行うことができることを知りました。今までは、コンビニで住民票や戸籍謄本をとることにしか、使っていなかったのですが、今後は使用頻度が上がりそうです。

ただし、電子証明書は期限つきです。発行日の後、5回目の誕生日まででした。その後は再申請です。役所の書類を確認しましたら、このように書いてありましたので、今回のE-taxによって、理解度が深まったと思います。>大げさですが・・・

いずれにしても、フリーランスで仕事をしている人にとって、マイナンバーカードはおすすめです。昔、マイナンバーカードができたとき、個人情報が抜き取られるなど、騒いでおられる方がおられました。おそらくこのような方々は、フリーで仕事をした経験がないと思います。

フリー=後ろ盾がない(看板がない)=信用がない の一言につきます。サラリーマンの方々は窮屈でしょうけれど、この看板というものに守られています。フリーは何もありません。

だいぶ前に(私が30代くらいのとき)定年退職をしたおじさんたちが起業して、営業をかけているところがテレビに映りました。おじさんたちは「筆記用具も全て自分もちなんだ!・・・」とか「営業も全て自分でやらなければならないから、大変だよ。」などと話しておられて驚いたことを思い出します。

フリーならば、なんでも自分でやらなければ回っていかないし、金銭には結びつきません。雇われている人と個人事業主とは全く立場が違うんです。そのためにも、マイナンバーカードを所持することは、将来的に何かと役立つ場面も多くなると思われます。

 

目に見えないもの〜続〜

2011年は東北の地震がありましたね。その頃から、私の人生も大海原に放り出されたような状態が続きました。節目といいましょうか?作品を作り始めた(文章を作り始めた)のもその頃、25年来の友人が亡くなったのも2011年11月でした。

この友人がひどい体調不良に悩まされていたときのこと。病院に検査に行くといって、ずっと自宅を留守にした時期がありました。われわれ、毎日のように連絡をとりあっておりましたので、1週間も2週間も音信不通というのはありえないことでした。

7月の初旬、蒸し暑い日でした。何をするのも億劫で、ため息をつきながら、寝転んでいたところ、後ろからグイグイと2度押されました。まるで人間の手のひらで押されたような感触でしたので、今でもよく覚えています。

後ろに人がいたのではないか?と思われる方もいるでしょう。私の後ろは壁なので、人が入り込む余地はありません。

地震のあった年ですから、大きな余震があったのかもしれないと思い、ヤフーニュースを見にいきましたが、地震は発生していなかったです。

 

そのとき、友人に何かあったのではないかという気持ちになり、電話してみました。

「長いこと留守にしてたでしょ。たった今病院から戻ってきたところよ。でもゆっくりしてはいられない。これからすぐに入院するの。大腸ガンで、手術することになったから。」と友人はさばさばとした口調で話していました。あのとき連絡しなければ、友人と普通に話せる機会はなかったと思います。

グイグイ押されたのは、目に見えない何かが、友人の危機を私に伝えようとして、合図したのかもしれません。

f:id:mizuki-shiro:20190319204657j:plain

その後もいろいろと不思議なことがあり、その暗示によって、長くはないのでは?との予感もしていました・・・しかし、能力者でもなんでもない私の直感など、単なる思い過ごしであると考えるようにもしていました。

友人とは家族ぐるみのつきあいでもありました。手術の時も、お嬢さんから電話がありました。猫目石さんには言っておいたほうが良いと思って電話しました。手術中に腸が破れて、がん細胞がお腹の中に散らばってしまいました。全ては取りきれませんでした。」と、本当のことを伝えてくれたんです。

その友人が退院してきたとき、会うことになったんです。父は「その人は長くは生きると思うけど、今会っておいたほうがいいよ。」と。長く=3ヶ月くらいのことを指すようです。ちなみに父は医師でした。(父が84歳の時の出来事でした。その頃もまだ父は働いておりましたね。)

その父も2017年の東京の桜の開花日に90歳で亡くなりました。今年も父の命日が東京の桜の開花日のようですね。2周忌となります。私、父が亡くなった年あたりから、目に見えない何者かの力を意識するようになってきました。つい1週間ほど前にも、不思議な出来事がありました。

小学生の頃の不可解な出来事や、2011年のことは、前哨戦のようなものでしょうね。

父は霊的な人でした。私が気の進まない西洋占術を切り捨てて、方向転換できたのは、父のおかげでもあったのです。亡くなる二ヶ月ほど前に、猫目石のうちにいって、音楽を聴きたいな」と話していたようです。しかしその後転んだことが引き金になり、動けなくなり、実現しませんでした。父は誰に悟られることもなく、いつの間にか亡くなっておりましたので、「音楽を聴きたい」という言葉が遺言だったのだと思っています。

続きはまた近々書きますよ。

 

 

ブラームスのシンフォニー4番〜ベルリンフィルライブ

カルロスクライバーは、生涯のうち、2回だけ、ベルリンフィルを振っています。その中のひとつ、1994年6/28のライブでの演奏です。私はyoutubeでこの演奏を聴き、すぐにCDを買い求めました。(このCD入手を機にアマゾンではCDを買わなくなり、通販専門の店で買うようになりました。)モノラル録音の海賊版海賊版なので仕方がないことですが、バランスが悪いです。しかし、音的には許せる範囲だと思っています。録音の良し悪しより、音楽重視派の私としては、正規版のウィーンフィルの演奏とは全く違うもの(良いという意味)を感じます。

 

 

ウィーンフィルとカルロスクライバー とは相入れない部分も多かったのではないかと思っています。クライバー が存命中だけではなく、今でも、革新的な演奏は難しいのではないかと感じます。それほど私はオケについては詳しくありませんが、youtubeで聴き比べてみたり、昨年のウィーンフィル室内楽を聴いても、ちょっと・・・と思っています。リヒャルトシュトラウスなどは素晴らしいし、弦楽器の音色は好きですが、今の時代からかけはなれすぎている印象をもっています。だからこそ、ウィーンフィルなんでしょうけれどね・・・・

私はどちらかといえば、現代的でシャープ、且つ個性的な演奏が好きなのです。youtubeで聴いた限りでは、キリル=ペトレンコさんも好みです。個性が強いだけではなく、上手なのです。

 

ところで・・・

こちらに貼り付けた演奏は、打楽器に近い席でとられたものらしく、雷のようにティンパニが響き渡り、トライアングルが突出して聞こえます。このようなアラを除いても、価値のある録音だと思っています。特に4楽章はパッサカリアという縛りを忘れ去れてくれるような、ドラマのある演奏だと思います。

もちろん、曲の応援も大きいところですけれど・・・この曲は高校生の受験前に似たような曲を書いた覚えがあります。←こればかりですけど、似たような曲を書くことから、勉強を始めたのだなぁと思います。その頃からいい曲だなぁと思ってました。

マゼールさんの演奏も好きですが、彼の演奏はクライバー さんの真反対の位置にあると勝手に考えています。1楽章の2テーマなどは、大聖堂の天井に描かれている絵のような印象をもって聴きます。構築的で、隙のない演奏ですね。このような演奏にも共感がもてます。

さまざまなタイプの演奏が許される懐の広い楽曲だからこそ、後世に残ったのだと思います。

 

こちらの演奏を聴いて、CDを取り寄せました。アマゾンでは中古のみとなっているようです。他には、ベートーベンのコリオラン序曲、モーツアルトの33のシンフォニーが入っています。ベートーベンもなかなか良いと思います。私は伸びる音に、霊感を感じました。

↓   ↓


Brahms Symphony No.4 - Carlos Kleiber / Berliner Philharmoniker (live)

 

 

ショパンピアノソナタ3番3楽章〜中間部(トリオ)後半 分析

mizuki-shiro.hatenablog.com

 

前回(上記のリンク)はトリオの前半を分析いたしました。今回は中間部(トリオ)後半です。B(展開)  →    A"( 2度目の再現) →     C(コーダ)   の順に記します。

 

 B(展開)

展開部分は、接続1Aの第1部と第2部による展開接続2の3つに分けて、分析いたします。

1)接続1(メインの展開へつないでいく)

音源:19’53”〜

前回にも記しましたように、3楽章の接続部分は変化に富んでいます。曲の醍醐味は接続部分にあるといってもいいほど。プロの技はどのジャンルにおいても、メインの部分(歌謡曲系であればサビ前やDメロというもの)へのつなぎの巧みさによって、決まります。この部分が一本調子であれば、主体とする部分が生きてきません。

接続部分が巧みであるのは、職人技が優れていると判断できます。ショパンは決して思いつきの人でもなく、作曲はピアニストの余技といった捉え方をされるべきではありません。アナリーゼを手がける人が、正統的な訓練を受けた人なら、ショパンの作曲技術や面白さに感嘆することでしょう。

 

 

f:id:mizuki-shiro:20190313163359p:plain

接続1〜譜例70〜

譜例70、3小節目から赤の波線までは、メインの展開につないでいく部分です。ここでは、楽曲全体の統一要素5度(赤い丸)、うねりの音型のほとんど全部を占めています。赤い丸は一部しかつけておりませんが、2段目まで続きます。詳しくは下記の譜例71をごらんください。

 

f:id:mizuki-shiro:20190314013758p:plain

5度の要素〜譜例71a〜

左側の音はショパンのオリジナルです。上声部、頭のhの音を2オクターブ下に配置しますと、他の構成音は全て5度の音程となります。

 

f:id:mizuki-shiro:20190314014429p:plain

5度の要素〜譜例71b〜

こちらも同様です。他の部分も眺めていただければ、5度の音程で統一されていることがわかるでしょう。

2)Aの第1部と第2部による展開

音源:20’10”〜

この部分は転調に主眼が置かれています。接続部分は半音階的進行が続き、流動的であったのですが、ここからは調性が明確になります。

f:id:mizuki-shiro:20190314020225p:plain

Aの第1部&2部による展開〜譜例72〜

譜例72の1(Aの第1部)は2小節と2拍だけ現れ、Gis:に向けての経過的役割を果たします。2(第2部)からは異名同音を使って、Gis:からf:へ転調します。2から数えて3小節目Gis:のⅠ度の構成音=gis his disはf:のⅢ度の構成音=as c esであります。

エンハーモニックに読みかえ、次の小節で属七を使い、半音階的に転調します。

譜面上は複雑ですが、しくみは簡単です。下記をごらんください。

f:id:mizuki-shiro:20190314153959p:plain

エンハーモニック〜譜例73〜

譜例73は、同じ和声でありながら、調性が違うために記譜が変化していること(エンハーモニック異名同音) を抜粋して記しました。

その後、第3部にかけてはf:が続きます。

3)接続2

音源:20’47”〜

譜例73

f:id:mizuki-shiro:20190314155110p:plain

A"2への接続部分〜譜例73〜

3と赤字で示されている部分から、A"(再現)に向けてつないでいきます。こちらの接続部分は、エンハーモニック、拡大、半音階の模倣を自由闊達に用いて、面白く展開しています。たった4小節のことですが、テンポがゆったりしていますので、材料を多めに使っても効果絶大なのです。詳しくは下記譜例をごらんください。

f:id:mizuki-shiro:20190314175828p:plain

エンハーモニックと拡大〜譜例74〜

 譜例74譜例73の赤丸で囲んだ音(3から数えて2小節目から3小節目にかけての上声部)についての詳細です。ごらんのとおり、asとg→gisとfisisと読みかえてエンハーモニック転調します。(この部分の和声については後述)加えて、音価を4倍に伸ばして、内声に8部音符を配置し、進んでいきます。譜例73参照

 

f:id:mizuki-shiro:20190314180609p:plain

エンハーモニック〜譜例75〜

同じ部分の内声について。こちらも(譜例75)g as→fisis gisエンハーモニックに読みかえています。

f:id:mizuki-shiro:20190314181004p:plain

半音階的進行〜譜例76〜

譜例76譜例73 3段目の1小節目、内声を抜粋したものです。この部分での重要な材料の一つに、半音階的進行があります。こちらでは半音階上行形を用いて、aisの音を1オクターブ上の上声部に受け渡します。

半音階的進行は、譜例73青い線や矢印を使って示しました。譜例73参照

低音部、内声と2つの声部で半音階を用いて、変化と強調を意識しつつ、Aの2度目の再現になだれこんでいきます。

 さて、この部分の和声について記します。

f:Ⅰ度→gis:Ⅳ¹(第一展開形)→Ⅴ₇→E:ドッペルドミナント(減7の第二展開形)→Ⅴ₇→

 Ⅰ度(再現)となります。ドッペルドミナント(H:の減7)を使うことで、よりしなやかに転調できていると感じます。

 

ショパンの和声については、教科書的には外れている部分も多く、細かく分析してもあまり意味がないように私は感じます。今回は半音階的進行の補足のために、和声分析を行ってみました。全体的には和声よりも、ショパン特有の書法に注目して、ご自身の表現活動の指針とすれば、飛躍が望めると思います。

A"(二度目の再現)

f:id:mizuki-shiro:20190305234941p:plain

トリオのはじまり〜譜例59〜

音源:21’04”〜

譜例59を再掲しました。A"は第1部(1の赤字)のみ再現されます。2-Aの前の減七の音型を繰り返して、コーダに入ります。この減七の音型が、次のコーダの部分では大きな役割を果たします。譜例77赤い波線参照

f:id:mizuki-shiro:20190316161709p:plain

減七の連続〜譜例77〜

C(コーダ)

音源:21’40”〜

提示部コーダの材料を使いエンハーモニック転調を多用する接続部分です。和声の展開にショパン独自のものがあります。エンハーモニックは後の時代の、ワーグナーも多様しております。この部分だけを聴いていますと、ワーグナーなのか?と思う時もあります。

 

f:id:mizuki-shiro:20190316180326p:plain

コーダ〜譜例78〜

 譜例78 、赤い縦線の間がコーダです。

 前の部分(A")のE: 減七のアルペジオを受けて、こちらでも減七の和声が続きます。最初はE:次は平行調のcis: ・・・いずれの調性も減七は共通です。

5小節目からは、cis:のドッペルドミナント=dis:の減七をはさみながら、Ⅴ₇が続きます。このⅤ₇をエンハーモニックに読みかえ、C:という遠隔調に転調し、その後もめまぐるしい調性の移り変わりを経て、原調のH:のドミナントに落ち着きます。

詳細は下記の譜例をごらんください。

f:id:mizuki-shiro:20190316190141p:plain

C:へのエンハーモニック転調〜譜例79〜

譜例79譜例78の2段目、1小節目のC:へのエンハーモニック転調の詳細です。

赤丸の音符 his→c   dis→es    gis→asと読みかえます。右側の和声は、C:の同主調であるc:のドッペルドミナントの下方変位の減七です。文面では難しそうですが、実際の音はさほどでもありません。しかし、分析をするならば、初級〜中級程度の和声の知識は必須だと思います。

下記の譜例80は、原調のH:へのエンハーモニック転調、詳細です。

f:id:mizuki-shiro:20190316192322p:plain

H:への転調詳細〜譜例80〜

二つの和声には共通する音があります。>fとdes  赤線で結ばれた音

この二つの音をエンハーモニックで読みかえます。右側の小節をごらんください。

f→eisに、des→cisとなっています。このように、エンハーモニックすることにより、H:ドッペルドミナントの構成音として使うことができるのです。

多少複雑な和声構成となっているのは、低音域の下降音型を生かすことを第一に考えたからではないでしょうか?

音源


Cyprien Katsaris Plays Chopin 12 Piano Sonata No.3

トリオ後半は、19’53”からスタートします。

 

 次回は再現部に入ります。

 

ワンポイント無料レッスン

ただいま、ワンポイント無料レッスンを受けつけています。詳細は以下のリンクから問い合わせてください。リアルタイムでのレッスンは現在中止しております。無料で質問にお答えする方法を継続しますので、ご遠慮なくどうぞ。

astro-music.link

 

シプリアンカツァリス さんのショパン、エマール氏のことなど

f:id:mizuki-shiro:20190314195220j:plain

スピリチュアル的楽曲分析↓ ↓ ↓

mizuki-shiro.hatenablog.com

ショパンに関しては主としてカツァリス さんの音源を使用させていただいております。楽曲分析に、正解はありません。それぞれの感覚や音楽歴によって違ってくると私は思います。ただ、人様に提示する場合、できるだけ自分の分析に共通項がある演奏、ネットなので使いやすい音源を選んでいます。

最初はリパッティ の音源でしたが、多少使いにくい部分もあったことと、カツァリス さんはレッスンの動画もアップされておりましたので、途中から彼の動画を貼ることになりました。(決してリパッティ氏の演奏が不満なわけではありません。)

現在はショパンピアノソナタ3番、3楽章を分析中。近々、3楽章のトリオを全編アップします。カツァリス さんの音源も、耳をそばだてるようにして、注意して聴いております。

特に3楽章の中間部は冗長であると言われておりますので、その辺をどのように料理なさっているのか?興味をもちました。私が貼り付けている音源は、カツァリス さんが若い時代のものなのでしょう。このころから彼は、曲を分析する力が優れていたのではないかと思いました。

思想的にも、何か独自のモノをお持ちであったのではないかと感じました。具体的には、中間部は甘美ではなく、厳しい音楽のように思います。天に問いかけても答えは得られない。最終的には、妄想の世界から抜け出し、自分の中に答えがあることを知ります。分析してみまして、私はそのように感じた次第です。

音楽的には、3楽章提示部の材料(特にコーダ)や1楽章1テーマの材料を用いて、有機的展開を繰り広げています。必要があって書かれた内声、これに気づかず弾き流している方も多いのではないでしょうか?しかし、カツァリス さんは私が思う声部を1度目は曖昧に(雲にかき消されたような感じ)2度目はくっきりと浮かび上がらせて、演奏されておりました。

一音一音を噛みしめるように、何かに問いかけるような演奏は、自分の考えと一致しており、興味深かったです。

自分が楽譜から見抜いたことと、演奏者の考えが一致することは、喜びです。音楽ではなくとも、自分と他人の考えが一致したときって、嬉しいと思いませんか?そんな感覚です。

カツァリス さんのyoutubeでの動画も拝見しておりますが、ブダペストでの演奏会が素晴らしいと思いました。

録音に関しては、私は通販の決まった店でしか、購入いたしません。演奏会場ではポピュラーなCDが多いのではないかと思っていますので。私はそういうものより、面白い曲目を演奏なさっている録音が欲しいのです。今や古典の扱いである(当時は前衛と言われましたが、高度成長時代は終わりました。)ブーレーズの曲が入ったCDは、廃盤になっているようですね。どこを探してもなさそうですので、諦めました。

代わりに、エマール氏のブーレーズを聴いています。彼も私の人生を変えたピアニストなのです。2017年末のメシアンの20のまなざし全曲演奏会を聴いて、自分のやるべき道がわかりました。この演奏会では、お客さんの入りを考慮したのか、ずいぶんお値段が安かったのです。このような試みは日本の保守的な社会では、冒険だったのでしょう。寝ている方もいましたが、静かで良かったですよ。

カツァリス さんの録音は、連弾のCDをもっております。連弾曲を書くのは、非常に難しいので、そのためにも購入した次第です。CD、CDと書いていますが、もはやCDの時代ではなくなりつつあります。次回はネットから落として聞くことも考えています。

時代が大きく変容し、古典に親しむことが減ってきていますが、人が少なくなったときこそ、チャンスと見るべきではないかと私は思っています。以前は西洋クラシックに距離を置いていましたが、今後は近づいていきたいと思うようになりました。年のせいかもしれませんね。年寄りの戯言、お許しくださいませ。