天空の縁側

天空の縁側

作曲家の目を通して、アートや日々の出来事などをあるがままに綴っていきます。

母の介護2(施設入所まで)


mizuki-shiro.hatenablog.com

続きです。

世話は大変ではあったものの、母の好きな料理を作っては思う存分食べさせることができて良かったと思っています。長い時は2日間泊りがけでお世話をいたしました。食欲が旺盛なのでこのまま施設入所もなく、自宅に最後まで居られるかもしれないと思ったこともありましたが・・・妹の話では、たまにせん妄がみられるとのこと。昼寝をして起きたときなど、自分がどこにいるのかわからなくなるのです。

この状態はもしかしたら、薬の副作用であったかもしれません。施設に入所したとき、かかりつけ医の先生が、「今までの薬を服用し続けることによって、攻撃的な面は抑えられるが、せん妄が起きたり転びやすくなる」とお話されておりました。かといって薬を抜けば、再び攻撃的になり周囲の者がついていけなくなります。難しいところです。

母は車椅子を使わず、なんとか歩いてトイレまで行ったり、キッチンで冷蔵庫を開けて食べ物を取り出すことくらいはできていました。でも普段はずっと椅子に座りっぱなしでテレビをみていました。同じ姿勢を続けることはよくない、とわれわれが注意しても絶対に聞きいれなかったのですが、そのツケが出てまいりました。

身体全体がむくんで足などは象のようになり、尿も出ない状態が続きました。エコノミー症候群というものです。訪問マッサージの先生にもきていただきましたが、どうしても治りません。われわれが「寝なさい」といってもほとんど耳を貸さず、就寝時までずっと椅子に座ったきりでした。

医師の話によれば、寝たきりというのは、母のように椅子に座ったきりの状態が続くことも含むということでした。本格的な寝たきり状態になる前段階だったのかもしれません。

 

そして8月下旬の夜、私が母の家にいるとき、目の前で転びました。エコノミー症候群で足が腫れ上がり、歩けていない状態だったのに、急いだことが原因だと思っています。脇腹を打ちましたが骨折はありませんでした。この日から数日して、ベッドから起き上がれなくなり、寝たきりとなってしまいました。

ベッドには、手すりをつけてありましたので、無理をすればポータブルトイレに座ることはできていましたし、トイレまで歩いていくこともできていました。しかしそれも最初のうちだけ。今度はベッドから滑り落ちて、身体全体を打ってしまいました。

そんな折、以前から利用しておりました↑のささえが非常に役立ちました。母はトイレに行けなくなってしまいましたので、介護士さんにきていただいて、オムツ交換をしてもらうことになりました。身体の向きを変えるとき、このささえが非常に役立ちました。

「ささえ」は2018年5月頃、私が一人で設置したものです。義理兄に設置を頼んだところ電動ドライバーが必要そうだから、無理と拒否されました。しかし、私が試しに挑戦したところ、いとも簡単に30分ほどで、小さなドライバー一つで設置できました。ぐらぐらしたりもしませんでした。ベッドはニトリのものです。天板が木製であれば、だいたい大丈夫だと思います。決して器用ではない人間が設置できてしまうのですから、普通の方(女性)なら楽々つけられることでしょう。

母は寝たきりになりましたが、これが逆に功を奏します。身体の腫れが一気に引いていきました。ただし、腫れ=尿ですので、尿が出っ放しになり、母自身もどうしていいかわからなくなったようです。自分のほうから「施設に行く」と言ったそうです。そのくらい不安だったのでしょうね。

母は要介護2で、訪問介護の場合オムツ交換は1日に2回と決まっています。この回数では到底無理なため、家族がオムツ交換しなければなりません。しかしこれが簡単ではないのです。youtubeでみただけでは難しいです。ちゃんとできていなければ、汚物が漏れることもあります。私もやりましたが、言葉に言い表せないほど大変でした。介護士さんは、匂いなどどこ吹く風といった感じで、テキパキとオムツ交換してくださいます。これには頭が下がりました。大変なお仕事ですのに、楽しそうにやってくださるから、年寄りも気持ちが楽になれるんですよね。

〜続く〜